魚の会(うおのかい)主催 平成22年度第3回講演会

「西表島の淡水魚 −浦内川の魚類を中心に−」

鈴木 寿之 先生 (兵庫県立川西緑台高等学校教諭)

演題: 「西表島の淡水魚 −浦内川の魚類を中心に−」
私は36年前より今日まで、琉球列島の南西端に位置する西表島へ定期的に通い、川や海の魚類調査を続けています。私のフィールドのひとつ西表島の浦内川は、琉球列島最大の河川で、魚類については日本一の多様性と希少性が見られます。たった1本の川で記録された魚類は約400種におよび、その中には絶滅危惧種に指定されている汽水・淡水魚類144種(全国)のうち、実に54種が含まれているのです。
今回は浦内川の珍しい魚たちを紹介するとともに、彼らに迫る絶滅の危機について訴えたいと思います。
講師: 鈴木 寿之 (すずき としゆき) 先生
1955年大阪市生まれ。長崎大学大学院水産学研究科修士課程修了、水産学修士。現在、兵庫県立川西緑台高等学校教諭。学生時代から西表島に通い、陸水と浅海の魚類調査を続ける。日本ハゼ学の先駆者・道津喜衛博士に師事し、長崎大学大学院で指導を受け、その後もハゼ類の分類学的研究を続けている。現在、西表島における自然保護活動に力を入れている。主な著書に「日本のハゼ」(共著、平凡社)、「日本の淡水魚」、「日本の海水魚」(ともに共著、山と渓谷社)、「改訂 日本の絶滅のおそれのある野生動物 レッドデータブック4汽水・淡水魚類」(共著、環境省)などがある。
講演会詳細
【日時】2010年11月7日(日曜日) 14時〜15時
【場所】神奈川県立生命の星・地球博物館 2階会議室 《注》 会場が変更になりました
【参加費】無料
【申込み】事前申し込み不要・当日受付
【主催】魚の会(うおのかい)
【問合せ】神奈川県立生命の星・地球博物館 tel.0465-21-1515(担当:瀬能)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加いただければ幸いです。