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魚の会(うおのかい) 平成30年度第1回講演会

「日本のフナはこんなフナ ― どこにでもいる普通の魚が難しくて面白い!」

高田 未来美 氏(元東京大学大気海洋研究所特任研究員)

2018年5月27日(日曜)

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2018-05-01

事前申し込み不要・当日受付

2018-05-27

2018-05-27

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演題:「日本のフナはこんなフナ ― どこにでもいる普通の魚が難しくて面白い!」

川や池の魚が産卵のシーズンを迎え、水辺をのぞくと小さな魚たちが群れている様子が見られる季節になりました。皆様の中にも、小川などで様々な魚をすくった経験がある方がいらっしゃるかと思います。それら淡水魚の中でもフナは、釣りなどの遊漁の対象として、また食料として古くから親しまれて来た我々日本人にとって身近な、いわゆる「どこにでもいる普通の魚」と認識されている魚の一種です。
ところが、この一見“普通”の魚は、同一個体群の中に染色体の数や繁殖方法が異なる個体が存在するという、一般的な脊椎動物では考えられない特徴を持っています。このような不思議な特徴に魅せられた私は、大学3年生の時にフナ研究の道に足を踏み入れました。今回は、学部生の頃から15年間にわたって行った研究で明らかにしてきたことを中心に、遺伝学的・生態学的・分類学的な角度から、日本にはどのようなフナが生息しているかをご紹介します。また、簡単ではありますが、遺伝子を対象とした研究の進め方や、フナ研究における研究の難しさなどについてもお話する予定です。

 

講師:高田 未来美(たかだ みくみ)氏(元東京大学大気海洋研究所特任研究員)

1980年神奈川県伊勢原市生まれ。海が好きで海洋学者を目指して沖縄の琉球大学へ進学。学部3年生の時に受講した「陸水生態学」で耳にした「フナにはメスしかいない」の言葉をきっかけにフナ研究をはじめた。それ以来、フナの生態学的・遺伝学的研究を行い琉球大学で博士号(理学)を取得。その後東京大学大気海洋研究所の特任研究員、日本学術振興会の特別研究員としてフナの研究を続けた。現在は外資系メーカーのR&Dエンジニアとして忙しい毎日を送る傍ら空いた時間に伊豆で素潜りや博物館でのボランティアを楽しんでいる。

講演会情報

場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階西側講義室
開催時間 14時30分~15時30分
料金 無料
主催

魚の会(うおのかい)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館 担当:瀬能 宏
電話:0465-21-1515 e-mail:senou@nh.kanagawa-museum.jp