• イベント・学習

過去の講座の様子/イベント報告

講座名 軟体動物のからだのつくりを知ろう
開催日 2017年12月3日
場所 当博物館 実習実験室
講師 (学芸員)佐藤武宏
講座内容

現在実施されている、中学校学習指導要領では、解剖などを通じて節足動物(昆虫やエビカニのなかま)や軟体動物(貝やイカタコのなかま)のからだのつくりを知ることが指導内容として定められています。
貝やイカは食材として身近な生きものですが、からだのつくりは案外知られていません。そこで、ホタテガイとスルメイカを材料に、解剖を通じて軟体動物がどのようなからだのつくりを持っているのか、人間と同じような機能を持つそれぞれの内臓がどのように配置しているのかを学びました。
解剖道具などのセットと、材料であるホタテガイとスルメイカは博物館で用意し、参加者はモニターに映し出された学芸員の解剖の様子を参考に、自ら一人1枚のホタテガイ、一人1杯のスルメイカを解剖しました。途中要所要所で学芸員が説明し、また、参加者の間を回って解説をしました。参加者は各自メモや写真で自分の解剖したホタテガイとスルメイカについて記録を行ないました。

 1.解剖のための道具類は博物館で用意します。  2.ホタテガイの左の殻を外し、内臓の配置を観察しました。からだの真ん中よりやや右側に、殻を閉じるための巨大な筋肉である貝柱があり、その周囲にいろいろな内臓が配置しています。からだの周辺部には貝がらを分泌する外套膜という膜状の器官があり、その表面にポツポツと黒い点のように眼があることが認められます。  3.スルメイカを解剖する前に、イカの背中側と腹側の確認、腕の配置、吸盤の特徴などを観察します。
1.解剖のための道具類は博物館で用意します。 2.ホタテガイの左の殻を外し、内臓の配置を観察しました。からだの真ん中よりやや右側に、殻を閉じるための巨大な筋肉である貝柱があり、その周囲にいろいろな内臓が配置しています。からだの周辺部には貝がらを分泌する外套膜という膜状の器官があり、その表面にポツポツと黒い点のように眼があることが認められます。 3.スルメイカを解剖する前に、イカの背中側と腹側の確認、腕の配置、吸盤の特徴などを観察します。
 4.スルメイカの外套膜を切り開き、内臓を露出させます。ピンセットでつまみ上げているのはエラで、エラの根元にはエラに血液を送るエラ心臓が2つ、全身に血液を送る心臓が1つあることを確認します。  5.腕の中央には、口球とよばれる壺状の口があります。口の中にはカラストンビとよばれるクチバシ状の器官があり、これで魚やエビなどをかみ砕き、後方の食道に送ります。食道は頭を貫いて内臓へ向かいます。  6.イカやタコはレンズを持った解像度の高い眼を持っています。眼からレンズを取り出し、新聞紙の上に置いてみました。レンズ越しに大きく拡大された文字を見ることができました。
4.スルメイカの外套膜を切り開き、内臓を露出させます。ピンセットでつまみ上げているのはエラで、エラの根元にはエラに血液を送るエラ心臓が2つ、全身に血液を送る心臓が1つあることを確認します。 5.腕の中央には、口球とよばれる壺状の口があります。口の中にはカラストンビとよばれるクチバシ状の器官があり、これで魚やエビなどをかみ砕き、後方の食道に送ります。食道は頭を貫いて内臓へ向かいます。 6.イカやタコはレンズを持った解像度の高い眼を持っています。眼からレンズを取り出し、新聞紙の上に置いてみました。レンズ越しに大きく拡大された文字を見ることができました。