「砂の自然史」から    
    自然への回帰へ


神奈川県立生命の星・地球博物館の地学グループでは
砂を集めています。
それは、砂を集めることによって、
自然回帰を目指すためです。

子供や市民の理科離れがいわれて久しいです。
しかし、子供や市民は
決して自然に興味を失っているわけではありません。
自然に親しむ「きっかけ」や「場」を
無くしているだけなのです。
このホームページでは、
砂を題材にして、
自然に親しむきっかけづくりをおこなっています。

私たちは、砂を通じて、
多くの市民が
自然への回帰ができるのではないか
と考えています。
その自然回帰の方法が、
このホームページ「砂の自然史」です。

2001年から、大勢の方に呼びかけて
身近な地域の砂を集め、
データベースをつくっています。
みなさんも身近な砂を集めて、届けてください。
おそらく何度か砂を採ってくるにつれて 、
どんな砂なのだろう、
どこから流れてきた砂なのだろうとか、
砂の性質やでき方など、
各種の疑問が湧いてくると思います。
それを、自然への回帰のきっかけ
として活用することが目的です。

2010年1月21日
学芸員 平田大二


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