みなかん

はなだより
2000年3月11日 オオバヤシャブシ
日差しが長くなり、「花だより」も冬眠から目覚める季節になりました。久し振りに目覚めてみると、もう箱根登山線の土手ではオオアラセイトウの紫色の花が咲き始めています(1999年4月2日を参照)。梅や河津桜などの栽培植物の花だよりは新聞やテレビでもよく流されますが、箱根の山中の野生植物の情報はほとんどありません。今年も箱根の野生植物について、花のたよりをお届けしたいと思います。

海側の山の斜面ではオオバヤシャブシの花が開きはじめました。オオバヤシャブシはカバノキ科の高木で、箱根・伊豆周辺や伊豆諸島の沿海地のガレ場や荒地に多く見られます。遠くから見て木の枝が黄褐色に膨らんだように見えるのは、花が咲き始めているのでしょう。近づいてみると、芋虫のような雄の花序が垂れ下がっているのがよくわかります。雌の花序は見つけにくいのですが、すぐ下の腋芽から直立しています。枝の下の方に昨年の果実が松かさのように枯れ残っていると思います。(生命の星・地球博物館 勝山輝男)

オオバヤシャブシ
オオバヤシャブシ
オオバヤシャブシ
オオバヤシャブシ

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