南関東科学系博物館ネットワーク(みなかん)
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はまだ たかしのハンズ・オン連続講座

第6回 インフォーマル・エデュケイションという考え方

ボストンとブルックリンの2つの子ども博物館だけの例を取り上げてアメリカ全体を論じるのは無謀でしょうが、見識のある館長さん方の考え方からは、ハンズ・オン活動のアメリカでの実情がよく読み取れます。

今回のお2人は、ハンズ・オン展示という博物館内での展示にどうハンズ・オンを活かすかということよりも、子ども達に学校での勉学の枠をはみ出すような、子ども達の自立的な博物館活動に意義があるとする考えのようでした。
学校での授業による教育をフォーマル・エデュケーションとして、博物館でのキッズクルーと称する「自由時間的」集団学習活動ないしは、“遊び”とリンクした家庭生活や博物館活動による体験学習をインフォーマル・エデュケイションと呼んで区別するのです。

エデュケーションとエンターテインメントとの合成語であるエデュテインメント活動の具体的事例と位置づけることができます。もちろん、インフォーマル・エデュケーションなるものにはカリキュラムがなく、一定の規約的なものもないので、子ども達が“学びとる”範囲や程度はさまざまです。
しかし、何らかの目的を自分で決め、実行するという姿勢が強くなるのは、フォーマル・エデュケーションよりもこちらの方に軍配があがるでしょう。

3日間にわたる講演、パネルディスカッション、ナイトセッション等の行事は、今の日本では滅多にないチャンスと、さまざまな職種の方々が多勢日本全国から集まってこられました。
1都2府10数県からの幅広い参集でした。主催者が行なったアンケート調査では、もっと詳しく突っ込んだ討議を望む声や、京都だけでなく是非とも全国各地にもチャンスを、という希望が含まれていました。アメリカのお2人から、“拡張された”発展的ハンズ・オン活動では親や家族との接点の重要性が印象に残った、という感想には、筆者も全く同感です。


生命の星・地球博物館館長 濱田隆士

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