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THE KISEKI MUSEUM OF WORLD STONES

<奇石について>
当博物館の名前となっている「奇石」の語源は、江戸時代に日本各地の珍しい石を巡り集め、「雲根志」という本にまとめた木内石亭に端を発します。
当時はまだ西洋科学が移入される前であったため、奇石の分類や分析は科学的とは言えず、むしろそれは外観の特徴に視点をおいたものでした。しかし、第一印象として色や形の変化に興味を持つことはごく自然なことであり、自然科学への動機づけとして、奇石は重要な役割を担っています。では、世界にはどのような奇石があるのでしょうか?
今回はブラジルのミナスジェライス州に産出するコンニャク石を紹介しましょう。


コンニャク石 Itacolumite ブラジル ミナスジェライス産
石は堅いもの、融通のきかないものと人々は決めてかかっています。そのため「石部堅吉」や「石頭」、「石橋をたたいて渡る」などに石は引用されてきました。ところがこの砂粒が固まってできあがったコンニャク石は曲るのですから大抵の人は驚きます。

この岩石の組織を顕微鏡で覗いてみると、砂粒同士がまるでジグゾ−パズルのように絡み合い繋がっている様子が認められます。しかもそれぞれの粒子間は、接着剤の働きをしていた鉱物が岩石の風化により溶け出してしまい、隙間だらけです。
なるほど、内部の砂粒が微妙に隙間を空け繋がっているため、コンニャク石は石なのに曲るわけです。正に、コンニャク石頭のススメ。物事を一つの定義で片づけてはいけないという良い例ではないでしょうか。

こんにゃく石

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