文部省生涯学習局委託プロジェクト
事業名
エデュメント性豊かな学習プログラム作りをめざした南関東地域科学系博物館ネットワーク事業
事業の趣旨
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科学系博物館の役割
- 生涯学習の時代に入り、博物館の社会に果たす役割に大きな期待が寄せられてきているが、学校五日制の完全実施が間近にせまり、児童、生徒の学習・生活環境の変化に的確に応える博物館の取り組みにも注目が集まっている。
また、児童、生徒の理科嫌い、科学離れが憂慮されている中で、子ども達に正しい自然観、地球観、生命観を育てていくことの重要性が一層増してきており、科学系博物館の果たす役割は大きい。
科学系博物館は、科学に関する実物の資料と各館のテーマに沿った調査研究活動、展示活動、学習支援活動を通じて、子ども達に学校という均一な制度教育の場では味わえない自然に関する驚きと発見を提供するという役割を果たすことができる。
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南関東地域の特性を反映した7つの博物館によるネットワーク事業
- 南関東地域には多くの自然系博物館が活動を展開しているが、当地域の特性を生かし「大地」と「水」をテーマに、それぞれ、神奈川県立生命の星・地球博物館、江ノ島水族館がコアミュージアムとなり。
関東山地、多摩丘陵、富士・箱根や伊豆大島の火山群といった南関東地域を形成する「大地」をテーマに活動する博物館(川崎市青少年科学館、伊豆大島火山博物館、奇石博物館)と、相模湾、駿河湾や相模川などの「水」をテーマに活動を展開している博物館(相模原市立相模川ふれあい科学館、東海大学海洋科学館)がネットワークを形成し、青少年のための自然科学等に関するエデュテインメント性豊かな学習プログラムを作成するなど、全国に普及できるモデル事業の開発、実施、普及を行う。
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事業実施計画・方法(全体)
(1)事業が備えるべき性格
当協議会の実施する10年度の事業は、9年度に整理した次の性格を引き続き備えるものとすることとした。
- ・子ども、青少年の科学に関する学習の場を提供するものであること
- ・子ども、青少年を軸としてPTA、教師との連携、指導者の育成をめざす博物館と学校、関係機関、団体等との連携、協力をはかるものであること
- ・科学系博物館の機能充実と有効活用の促進につながるものであること
- ・全国に普及できるモデルとなるものであること
- ・各博物館の特色、専門性を生かすものであること
(2)事業の体系
- 10年度の各事業の配置についても9年度に引き続き、次の7つの「事業の領域」に整理し、ネットワークを形成する各博物館がそれぞれの特性、環境、条件の中で創意を凝らして実施することとした。
7つの事業領域については、子ども、青少年を直接対象にするものから間接的に関わるものに配列し、実施方法やテーマにおいて特別に特徴のあるものを除き、重複する事業の実施は避けることとした。
3ヶ年を通じて実施する南関東地域科学系博物館事業体系事業の領域具体的な事業形態例
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子ども・青少年を対象にした講座等の開設
- 講座・観察会の開催
- 実験・実習、調査・研究活動
- シンポジウム、展覧会の実施
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体験学習、野外活動の場づくり
- 野外活動
- 観察ルート等の整備
- ガイドブックの作成
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学習教材づくり
- 貸出教材の作成
- ビデオ教材の作成、収集
- CD−ROMの作成
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魅力ある展示活動
- 実写映像型の展示
- 参加体験型の展示
- 実験操作型の展示
- 出張出前型の展示
- 障害者対応型の展示
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親子、PTA、地域団体等への支援
- 講座・観察会の開催
- 調査・研究への支援
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人材の育成と活用
- 教員対象の研修
- 教員の調査・研究活動の支援
- ボランティアの活用
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情報の整理と発信
- ホームページの開設、運営
- 情報の交流、交換(Q&A)
- データベースの構築
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10年度の本事業の位置づけ
- 各事業とも、9年度からの3ヶ年継続の事業として計画しており、3ヶ年を通じて実施の成果と評価を行うことをめざしている。事業着手初年度の9年度は、計画実施期間が十分にとれず事業展開の準備、条件づくりの時期となった。
10年度は、9年度に準備した事業の基礎となる条件を生かして、子ども達やその他の参加者を積極的に個々の事業に招き入れ、具体的な事業展開を行っていくものとする。
事業の最終成果を出すまでに残り2年の時間となった。
このため、10年度中の節目節目で各実施博物館を代表する者で構成する運営会議等を開催し、個々の事業の進捗状況や事業実施テーマ、実施方法の評価、事業効果やモデルとしての有効性を検証していくものとする。これらの事業の評価と見直しにあたっては、全体会議の場でも検討し、支援者グループ及びアドバイザーグループの意見を十分に尊重して行う。
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事業実施にあたっての有機的な連携
- 9年度の事業実施にあたっては、個々の事業の準備とその展開にまず力を注ぐことに腐心したため、博物館間や各事業間の有機的な連携をとっていく面で目に見える成果があげられなかった。
一方、個々の事業についてはその準備の過程で地域内の関係機関、団体等との連携・協力により事業をすすめていく組織づくりがすすむなど基礎固めが行えた。
10年度は、各事業を準備する段階で組めたネットワークを一層充実させていくとともに、9年度に弱かった博物館間や事業間の連携についても取り組みを強化していく。
このため、観察会や探検隊といった参加型の事業についてはネットワークを形成する各館を訪問する機会をつくるなど各館が連携あるいは共同して進める方向をとった事業を実施する。
また、協議会として共同で開設したホームページの充実をはかるなどして、事業参加者と博物館、また博物館間の情報の相互交流と共同発信を行うほか、事業実施に際しても、展示資料をはじめとする各博物館の資源の相互利用や活動成果の共同発表などを積極的に行う。
神奈川県小田原市入生田499
南関東地域科学系博物館ネットワーク推進協議会
会 長 高橋 俊雄
*事務担当は、神奈川県立生命の星・地球博物館内
南関東地域科学系博物館ネットワーク推進協議会事務局 電話 0465−21−1881
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