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秋の雑木林

ウラギンシジミ
ウラギンシジミ ●ウラギンシジミは羽根の裏が銀色で、先が尖った型をした蝶です。
羽根の表は♂(オス)が赤茶色で、♀(メス)が灰白色です。夏の終わり頃から多く見られ、秋遅くまで雑木林のまわりの低い所からカシの木などの高い梢(こずえ)をかなり速くきらきらと飛び回ります。
道端の地面や湿ったところ、汚物に集まったり、またイチジクの実やカキの実などで汁を吸っているところがよく見られます。カシの木の葉陰にとまるのもおります。低いところでとまったり飛んだりしていたら、そっと近づいて何をしているのか観察してみましょう。
9月19日観察会のときに、きれいな♂(オス)が2頭犬のフンにとまっておりました。
産卵 ●ウラギンシジミの母蝶は、春はフジなどの花や芽に産卵します。
孵化(ふか)した幼虫は軟らかな葉や花を食べて成長しサナギ化します。サナギから羽化(うか)して成虫になったウラギンシジミは夏空へ飛び立っていきます。
夏に羽化したウラギンシジミの多くはクズの花に産卵します。そして秋にはウラギンシジミは数を増やします。秋に羽化したウラギンシジミは、熟した果実の汁などの栄養を貯えて寒く長い冬にそなえます。
厳しい冬をカシの葉やツバキの葉の裏で羽根を閉じしっかりととまり、暖かな春まで数カ月も生きていくのです。成虫で冬を越すことを成虫越冬(えっとう)といいます。
でも、春を迎えられるウラギンシジミは少ないのです。ですから、寒い地方ではウラギンシジミは生きてはいけないのです。
幼虫 ●シジミチョウの仲間は、幼虫に変わった生活をする種類が多くおりますが、ウラギンシジミの幼虫は変わった形をしています。
幼虫のお尻の近くに一対のエントツのような突起があり、その突起(とっき)が頭にある角のように思えてどちらが頭なのかと迷ってしまいます。
また、つついたり刺激(しげき)を与えると、その先からすばやく毛ばたきのような物を出して打ち振り、すばやく引っ込めます。とてもユーモラスな動作です。
さなぎ ●ウラギンシジミのサナギは半透明の緑色の半球型。
背中の上に小さな金色のスペード模様があるかわいい形をしております。

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