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魚類写真資料データベース(KPM-NR)に登録された水中写真に基づく伊豆半島大瀬崎産魚類目録

 [表1.魚類写真資料データベース(KPM-NR)に基づく大瀬崎産魚類目録]

 瀬能 宏・御宿昭彦・反田健児・野村智之・松沢陽士

Hiroshi Senou, Akihiko Mishiku, Tomoyuki Nomura, Kenji Sorita and Youji Matsuzawa: List of the fishes of Osezaki, the western coast of Izu Peninsula, Suruga Bay, on the basis of the underwater photographs registered to KPM-NR


 はじめに

 海産魚類の生物地理学的研究を行う場合, 基礎資料として各地の詳細かつ正確な魚類相の把握が不可欠であるが, これを実行することは容易ではない。例えばある地点の魚類目録を作成する際, 標本の採集を中心に目視確認を併用するのが普通であるが, 目視による同定の正確さは観察者の能力に大きく左右されるし, 何よりも同定に疑問が生じた時に再確認ができない。また, 沿岸の潜水可能な場所の多くは同時にレジャーのためのダイビングポイントであることが多く, そこで多数のダイバーの観察の対象となっている多くの魚を採集することは, 研究のためと言えども社会通念上問題があろう。さらに, 海中を自由遊泳する魚類の採集にはスキューバの使用が効果的であるが, 地元の漁業協同組合との調整や法的手続きも必要である。

 一方, 近年のレジャーダイバー人口の爆発的増加と水中写真器材の飛躍的普及は, フィッシュウォッチングブームと相俟って, ダイバーが撮影した魚の水中写真を標本と同じように博物館の一次資料として位置づけることを可能にした(瀬能, 1996)。多数のダイバーが趣味として保管している膨大な水中写真を公共研究機関の資料としてデータベース化できれば, 魚類相調査の際に発生する上述のような問題は一挙に解決できる。

 神奈川県立生命の星・地球博物館では, 「魚類写真資料データベース」として実際に魚類の水中写真のデータベース化を試みており, 1995年度にはその初の応用例として伊豆諸島八丈島産の魚類目録を完成させた(古瀬ほか, 1996)。今回は世界でも屈指のダイビングポイントであり, データベース中のデータ量も充実している伊豆半島大瀬崎産の魚類の目録化を試みたのでここに報告する。

調査地の概況

 大瀬崎は急深な駿河湾の湾奥部の東端に位置する小さな岬であり, 地形学的には同じ駿河湾の対極に位置する三保半島と同じ砂嘴である。この岬はほぼ北, すなわち駿河湾の奥に向かってわずかに東側にカーブしながらのびている。調査地点は岬の東側の湾内, 岬先端, そして岬の西側の外海の計3つのエリアに大別される(図1)。外海には北から柵下, 売店裏(大川下), 一本松, 門下, ゴミ捨て場, 白崖, ホトケの計7カ所のポイントがある。以下, 各地点の概要を述べる。

 湾内:岸から約50m沖に人工の石垣があり, 石垣の岸側には砕石が投入されて人工の砂利底になっている。石垣上部の水深は2~3m, 下部で6m程度である。石垣から沖に向かって非常に緩い斜面が続き, 水深28mから急角度で深度を増す。底質はやや粒子の細かい砂底で, 沖合いほど粒子は粗くなる。水深6~11m付近には小転石地が所々にみられる。石垣の沖側には浮桟橋や定置網のアンカー, 人為的に沈められたタイヤなどの人工漁礁が点在する。湾内の全体的な地形はすりばち状で, 最深部は約45mである。

 岬先端:岸から約20m沖までは非常に緩やかな傾斜の小さなゴロタ石底で, 水深2~3m付近から急角度で深度を増す。急傾斜は概ね水深70mで平坦な砂泥底となるが, 湾内側の一部では70m以深も緩やかな傾斜が続いている。また, 湾内側では砂底に幾筋かの小さなゴロタ石の根が伸びており, 根の上にはムチカラマツやソフトコーラルが生育している。これらの根は水深35~40m程度で途切れる。先端側では全体が小さなゴロタ石の斜面となり, 岸寄りにはソフトコーラル, 沖寄りにはムチカラマツが多く生育する。

 柵下:岸から水深約15mまでゴロタ石が続き, その先は砂底となる。水深25m付近に大きなゴロタ石が積み重なった落差5m程の崖がある。崖の幅は約30mで, その下はそれまでと同様砂底であるが, 海底の傾斜は急になり, ムチカラマツが生育する。また, 点在する岩には多数のソフトコーラルが生育する。崖の左右はそれまでよりも少し傾斜の強い砂底となり, 付着生物の多い岩が点在する。

 売店裏(大川下)~ゴミ捨て場:売店裏からゴミ捨て場まで続く外海は概ね同様な水中景観が続く。岸から水深約15mまでゴロタ石が続き, その先は砂底となる。水深約20mからソフトコーラルの付着した岩が点在し, その沖では水深30m程で一段深い砂底となる。ここにもそれまでと同様にソフトコーラルの付着した岩が点在する。ゴミ捨て場の南側では水深10m付近から砂地まじりの小さなゴロタ石底が続き, 水深25m付近から傾斜が急になり, 水深約35mで砂底となる。

 白崖:ゴミ捨て場のさらに南にあり, 水深18m付近の砂底にソフトコーラルの付着した三角岩と呼ばれる大きな根がある。

 ホトケ:白崖よりさらに南にあり, 岸から水深12m付近までは岩礁で, そこから沖側は砂底, 水深27mの地点に高さ10m程のホトケ岩と呼ばれる根がある。ここもソフトコーラルが豊富である。

 

 材料と方法

 魚類目録作成のために使用した水中写真は, 神奈川県立生命の星・地球博物館の「魚類写真資料データベース(KPM-NR)」に1995年3月から1996年11月までの間に登録されたもので, 大瀬崎で撮影された2598件である。写真の提供者(順不同, 敬称略)は以下のとおりである:阿部貴裕, 横山高雄, 加藤幸人, 河田雅隆, 河島佳苗, 河野浩一, 栗原反彦, 古田土裕子, 御宿昭彦, 今井典子, 佐藤 勉, 皿谷徳久, 三浦褒子, 山崎宏之, 春名博章, 小林 裕, 小林延行, 松沢陽士, 松野清伯, 深沢安雄, 西鳥羽 稔, 赤堀智樹, 浅野 勤, 大塚幸彦, 仲野考英, 島田 洋, 内野啓道, 内野美穂, 反田健児, 平山 昌, 峯水 亮, 望月 淳, 木村鉄太郎, 野村智之, 纐纈育雄。

 結果は表1にまとめて示した。目・科・種の分類は中坊編(1995)に準拠した。表中の配列順序は目と科については中坊編(1995)に従い, 種は学名のアルファベット順に配列した。ただし, 標準和名から中坊編(1995)によって学名を知ることができる場合がほとんどなので, 一部の例外を除き学名は省略した。画像資料の登録番号については下の桁の有効な数字のみを示した。

 

 結 果

 写真によって確認された魚類は, 25目118科615種および若干の未同定種である(表1)。中坊編(1995)に掲載されていないか, あるいは同定に問題のある種について以下に補足しておく。

 ツノザメ属の1種:背鰭棘の存在や尾鰭の形状からツノザメ属の1種と思われるが, 種レベルでの同定は困難であった。

 アカエイ属の1種:体盤の色彩は黒みが強いこと, 呼吸孔周辺や体盤の縁辺に黄色部がないことなどから, アカエイ以外のアカエイ属の1種と思われるが, 種レベルの同定は困難であった。

 Gymnothorax bacalladoi Bohlke et Brito, 1987:大阪市立自然史博物館の波戸岡清峰氏により本種に同定された。本種は同氏により伊豆海洋公園産の標本に基づく検討が行われている。

 ウツボ属の1種:上顎の下縁に沿って円形の白色斑がならぶことが特徴で, 本種についても前種同様に波戸岡氏により伊豆海洋公園産の標本に基づく検討が行われている。

 Apterichtus klazingai (Weber, 1913):Randall et al. (1990)により本種に同定された。日本からは未記録で, 標本の採集とその検討が急務である。大瀬崎以外にも沖縄島(KPM-NR9932, 池田正樹氏撮影)と伊江島(KPM-NR10558, 長井晋輔氏撮影)で撮影されている。

 ホタテウミヘビ:体の地色は灰色あるいは淡褐色で, 頭部の側線孔の周囲は明瞭に黒いこと, 背鰭前部に暗色域があることなどから本種に同定した。近似種のミナミホタテウミヘビは, 益田ほか編(1984)に図示された個体(pl. 33-H)をみる限り, 体全体が濃褐色で, 側線孔の周囲に黒い縁取りがない。

 カクレウオ科の1種:画像からの種レベルの同定は困難であった。

 キアンコウ:水中写真で近似種のアンコウとどのように区別できるか, 現時点では不明である。しかし, 山田(1986)によれば, アンコウは通常全長25cm位であり, 30cmを越えることは稀とされていることから, 全長30cmを越える大型のものは大部分がキアンコウに同定されると思われる。

 ナミノハナ属魚類:日本には既知種のナミノハナ以外に少なくとも2未記録種の分布が知られており(中坊編, 1995:p. 1282), 写真からの種レベルの同定は困難であった。

 フリソデウオ科の1種:本科魚類の稚魚の同定に関する知見は乏しく, 属・種レベルの同定は困難であった。なお, 撮影個体は採集されて神奈川県立生命の星・地球博物館魚類資料(KPM-NI2643)として登録・保管されており, 今後も同定のための調査を継続したい。

 アカマツカサ属の1種:本種は写真から計数される縦列鱗数が約28枚であること, 吻は短く, 下顎は突出しないこと, 背鰭棘部に黄色域がないこと, 鰓膜は明瞭に黒いこと, 背・臀鰭軟条部先端と尾鰭上葉上縁と下葉下縁に沿って黒色域があることなどが特徴であり, 峯水(1995)によりツマリマツカサとして紹介されたものと同種と思われる。本種はRandall and Yamakawa (1996)により高知県柏島で得られた標本に基づき新種として記載されたMyripristis kochiensisに類似するが, 正確な種の同定には至らなかった。

 マダラフサカサゴ属の1種:京都大学の中坊徹次博士によれば, Sebastapistes galactacma Jenkins, 1903に同定され, 現在, 多数の標本に基づく検討が行われている。

 アナハゼ属の1種:既知種に色彩が一致するものがなく, 標本の入手が急務である。

 シマアジ:日本でシマアジと同定されているものには, きわめて近似した2種が含まれていることが最近の遺伝学的研究で明らかにされた(Yamaoka et al., 1992).両種が写真で確認できる特徴により識別できるかどうかは不明である。

 Apolemichthys xanthurus (Bennett, 1832):頭部が白化した色彩異常個体が1個体撮影された。本種の分布域はモーリシャス, スリランカ, インド東岸を含む西部インド洋であり(Allen, 1979), 当地における出現は人為的に放流されたか, あるいは大型船舶のバラスト水に混入して偶然運搬されたかのいずれかと考えられる。

 テンスモドキ:本種を含むホンテンスモドキ属の分類は遅れている。本報告では色彩変異に富む1種とみなした。

 Paracheilinus sp.:眼の上縁に白斑があることから容易に本属の1種に同定されるが, 幼魚のため種レベルの同定は困難であった。

 オハグロベラ属魚類:主鰓蓋に眼状斑を持つことが特徴だが, 本属魚類の分類は遅れており, 種レベルの同定は困難であった。既知のオハグロベラの色彩変異の幅についても明らかにする必要がある。

 テンス, ホシテンスおよびテンス属の1種:本属魚類の分類はきわめて遅れており, 種レベルの同定は困難であるが, これまでに登録された画像を検討した結果, 色彩により3タイプに分類された。本報告のテンスは益田・小林(1994)により図示されたテンスの成魚あるいは未成魚(p. 287, figs. 6-8 & p. 288, fig. 1)に一致した。ホシテンスは幼魚だけが撮影されており, これまで多くの図鑑等でテンスの幼魚として掲載されているもの(例えば益田・小林, 1994: p. 288, fig. 2)に一致する。眼から斜め後方に向かう斜行帯が特徴である。テンス属の1種は体側や頭部の斑紋はすべて垂直帯で, やや成長したものでは背鰭棘部直下の体側に1黒色斑を持つ。テンスの幼魚に同定される可能性が高いが, 本報告では別種として扱っておく。

 ウサギトラギス:鈴木ほか(1996)により, 日本初記録種として報告された。色彩や第1背鰭の形状により同定は容易。今回, これまで未知の雌と思われる第1背鰭の短い個体(KPM-NR9243, 松沢撮影)が撮影された。

 ホカケトラギス:これまで未知の雌と思われる個体(KPM-NR9288, 9289, 9293, 9294:纐纈育雄氏撮影;KPM-NR9785-9787:古田土裕子氏撮影)が撮影された。

 トラギス属の1種:本種は益田・小林(1994)によりハワイトラギスの幼魚・変異として図示された個体(p. 306, fig. 4)と同種である。本種については著者のひとり瀬能とハワイのビショップ博物館のランドール博士により, 小笠原諸島産や琉球列島産の標本に基づく検討が行われている。

 コクテントラギス:益田ほか編(1984)により図示された個体(pl. 260-F)によく一致した。古瀬ほか(1996)により八丈島からも報告されている(KPM-NR5663, 高須英之氏撮影)。カモハラトラギスとの比較検討が必要である。

 ヘビギンポ科の1種:体の色彩から容易に既知種から区別できるが, 本科魚類の分類は遅れており, 属・種レベルの同定は困難であった。

 コケギンポ属魚類:少なくともコケギンポとアライソコケギンポを含む2~3種が含まれるが, 本属魚類の分類は遅れており, 種レベルの同定は困難であった。

 チビヌメリ:Fricke and Brownell (1993)により三宅島産の標本に基づき新種として記載された種で, その後, 益田・小林(1994)に四国で撮影された水中写真が掲載された。本報告の魚は, 益田・小林の図(p. 324, figs. 7 & 8)によく一致した。

 オオガラスハゼ, ガラスハゼおよびガラスハゼ属魚類:種を識別するための目立った色彩がないため, 種レベルの同定は難しい。本報告では吻が比較的長く, 体形は細長いものをオオガラスハゼ, 吻が短く, 体形は太短いものをガラスハゼに同定し, どちらとも判断のつかないものはガラスハゼ属魚類にまとめた。ガラスハゼ属魚類にはホソガラスハゼに同定されるべきものも含まれると思われ, 今後これらの種類の写真による識別方法の確立が急務である。

 オキナワハゼ属の1種:本属魚類の写真からの同定はきわめて困難である。

 イトヒキハゼ属魚類:林・長谷川(1994)に図示されたヒメイトヒキハゼに類似するが, 撮影された個体はいずれも幼魚であり, イトヒキハゼの幼魚との識別点が明確ではないため, 同定は困難であった。

 イソハゼ属魚類:色彩から少なくとも3~4種を含むが, 本属魚類は分類が遅れており, 写真からの同定はきわめて困難である。

 ミミズハゼ属魚類:本属魚類は分類がきわめて遅れており, 種レベルの同定はきわめて困難である。

 Stonogobiops nematodes Hoese et Randall, 1982:Hoese and Randall (1982)により容易に本種に同定されるが, 日本からの標本に基づく正式な記録はなく, 和名も与えられていない。

 キツネメネジリンボウ:Iwata and Hirata (1994)や平田ほか(1994)により容易に本種に同定された。

 ベニハゼ属の1種:益田・小林(1994)により図示されたベニハゼ属の1種(p. 338, fig. 3)と同種である。

 キラキラハゼ:御宿・瀬能(1996)により生時の色彩が初めて紹介され, テッポウエビ類との共生も確認された。

 ヤツシハゼ属の1種:体側に黄色い多数の細横線があることが特徴で, 大瀬崎以外にも和歌山県串本(KPM-NR5980 & 5983, 山崎公裕氏撮影)で撮影されている。

 ハゼ科の1種:ヤツシハゼ属に近縁と思われる共生ハゼで, 巣穴のわずか上部で頭部を上にしてホバーリングしている。体側中央後半に淡く細い輝青色縦線があること, 口角部に黒色斑があることなどの他は目立った斑紋がない。本種については標本の採集が急務である。

 Gunnellichthys curiosus Dawson, 1968:Dawson (1968)やRandall et al. (1990)により容易に本種に同定される。著者のひとり瀬能により, 標本に基づく正式な報告を現在準備中である。

 クロユリハゼ属の1種:ハナハゼに酷似するが, 尾鰭の鰭条はまったく伸長しない。標本に基づく検討が急務である。

 テングハギ属魚類:一部の例外を除くと, 本属魚類の幼魚の種レベルの同定はきわめて困難である。

 ウマヅラハギ属魚類:体形が既知のウマヅラハギと異なり, 種レベルの同定は困難であった。

 

 おわりに

 大瀬崎の魚類相については, 断片的に出現種が報告あるいは紹介されることはあっても(例えばKatayama and Masuda, 1990;瀬能, 1991;下山, 1991;瓜生, 1991;瀬能, 1992 & 1993;今井, 1993;阿部, 1993a, b;瀬能・柳田, 1994;瀬能・御宿, 1994;霞, 1994;鈴木, 1994;御宿・瀬能, 1995a, b;峯水, 1995;小林, 1995;御宿・瀬能, 1995c;横山, 1995;鈴木ほか, 1996;反田, 1996;阿部, 1996a, b;御宿・瀬能, 1996), これまで学術的にその全体像が把握されることはなかった。

 今回報告された魚類は600種を越えており, 駿河湾全体の約1150種(塩原ほか, 1996)の過半数にのぼることから考えて, 一地域で確認された魚類の種類数としてはきわめて多い部類に入ると思われる。もちろん, 水中写真という特性上, 隠遁生活を送る魚類やダイビングの不可能な水深帯に生息する魚類など, 撮影の困難な魚類は欠落している可能性が高いが, 同地の魚類相をかなりの精度で反映しているものと思われる。

 今後は追加種の蓄積はもちろんのこと, 既知種の生息状況や経年的な出現状況の把握につとめると同時に, 同様な調査を他地域でも進めて, 将来は相模湾・伊豆半島沿岸・駿河湾とそれらの関連海域の生物地理学的考察を行いたい。

 

 謝 辞

 水中写真を提供された多くの方々(材料と方法の項を参照)に対して深くお礼申し上げる。一部の種の同定に関しては大阪市立自然史博物館の波戸岡清峰氏, 京都大学農学部の中坊徹次博士, ならびに東京都板橋区の清水 長氏にお世話になった。ここに記して感謝の意を表する。また, 画像データの入力やデータベースシステムの運用面でお世話になった神奈川県立生命の星・地球博物館の鈴木智明、押小路珠左、常盤悦子の諸氏ならびに同博物館ボランティアの古田土裕子氏らに対して深謝する。なお, 本研究の一部は著者のひとり瀬能に与えられた文部省科学研究費課題番号08680219による補助を受けた。

 

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(瀬能:神奈川県立生命の星・地球博物館;御宿:静岡県水産試験場伊豆分場;反田:東京都昭島市緑町4-11-25;野村:神奈川県立生命の星・地球博物館ボランティア;松沢:静岡県沼津市下香貫藤井原1651-1-202)