神奈川県立生命の星・地球博物館

[戻る]

2000年9月15日発行 年4回発行 第6巻 第3号 通巻22号 ISSN 1341-545X


自然科学のとびら


Vol.6, No.3  神奈川県立生命の星・地球博物館  Sept.,2000


ササラダニ−どこにでもいる善良なダニ−

青木淳一(館長)
生命の星・地球博物館の正面入口前/ヒメヘソイレコダニとケバマルコソデダニ
写真A:ヒメヘソイレコダニ
  B:ケバマルコソデダニ
2000年6月22日、生命の星・地球博物館の正面入口前の植え込みの土から採集

だれも気がつかないのですが、土の中にはたくさんの種類のササラダニが住んでいます。このダニたちは決して人間や動物の血を吸うことなく、腐りかけた落ち葉やカビを食べて暮らしています。無害どころか、生態系の中では植物遺体の分解に関与する大切な働きをしています。かれらがもっとも好むすみかは、うっそうと茂る森の中、深々と積もった落ち葉の中ですが、よく調べてみると、土、コケ、落ち葉が少しでもあれば、ササラダニが住んでいます。そこで、もしかしたらと思って、生命の星・地球博物館の正面玄関前にある円い円形プランターの土(左写真の矢印)を採取して調べてみたところ、やはりいました! 両手で一すくいの土から約120ぴき、全部で12種のかわいらしい姿のササラダニが見つかりました。大きさは1mmの半分くらいの小さい生物ですが、今度は玄関を入る前にそのすみかを、ちょっと眺めてみてください。


[戻る]

[地球博トップページへ]