神奈川県立生命の星・地球博物館

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2003年9月15日発行 年4回発行 第9巻 第3号 通巻34号 ISSN 1341-545X

自然科学のとびら

Vol.9, No.3  神奈川県立生命の星・地球博物館  Sept, 2003


ヒマラヤの温室植物 セイタカダイオウ(タデ科)

セイタカダイオウ Danphebir峰
苞葉をどけると花が見える

Rheum nobile Hook.f. & Thoms.

インド シッキム州、 シッキム・ヒマラヤの標高 4300m にて

右上:Danphebir峰(4631 m)

右下:苞葉をどけると花が見える

勝山輝男(学芸員)

2003年6月19日から7月9日の約3週間、インドのシッキム州に植物調査に行きました。標高 4631m の Danphebir峰の近くでセイタカダイオウ Rheum nobile に出会うことができました。写真の個体は高さ 60cm ほどでしたが、大きなものは高さ 1.5m になります。下方の緑色の葉はロゼット葉、上方の黄白色で半透明なのが花を被う苞葉です。苞葉をどけると小さな花がびっしりと咲いていました。半透明の苞葉が温室のような働きをして、中の花を高山の低温から保護しているといわれています。ヒマラヤの高山帯ではこんなに大きくなる植物は他にないので、遠くからでも発見することができます。朝、霧が出ないうちにキャンプ地から双眼鏡で探し、その場所を目指して登りました。

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