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学芸員の佐藤がテレビ番組でカニが姿勢を保つしくみについて解説しました

2018年6月1日更新

学芸員の佐藤が、2018年1月2日放映の青森朝日放送「マサックのスーパー実験室」に出演し、カニが姿勢を保つしくみについて解説を行いました。

カニなどをはじめとする甲殻類は、触角の根元に「平衡胞(へいこうほう)」とよばれる器官をもっています。平衡胞は一般的には、球形やお椀形のかたちをしていて、その内面には感覚毛(かんかくもう)を持った感覚細胞が多数配列しています。この平衡胞の中には砂粒が入っていて、砂粒が感覚毛に触れて感覚細胞を刺激することによって、甲殻類は自分自身のからだの向きを知ることができます。

番組では「カニをグルグル回すと、まっすぐ歩くのか?」という疑問に対して、実際にイソガニをターンテーブルに載せてグルグル回した後、カニが前に向かってヨロヨロと歩き出す様子を紹介しました。この実験映像を受けて、学芸員の佐藤が「甲殻類には平衡胞という器官があること、カニをグルグル回すことによって平衡胞の中の砂粒が不規則に運動したと考えられること、その結果カニが自分自身の平衡感覚を失って目が回ったような状況になり前向きに歩いたこと」などを解説しました。

なお、この番組は、公益財団法人日本科学技術振興財団ほかが主催する「第59回科学技術映像祭」において教育・教養部門優秀賞を受賞しました(2018年4月20日)。

入選作品は2018年4月から2019年3月までの間、全国の科学館等で上映されています。詳しくは科学技術映像祭ウェブサイト外部リンクおよび入選作品発表会・上映会のチラシ外部リンクをご覧ください。