スタッフ紹介
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博物館について
スタッフ紹介
平田 大二 (HIRATA, Daiji) 

平田 大二 (HIRATA, Daiji) 

館長 平田 大二

氏名 平田 大二 (HIRATA, Daiji)
肩書 館長
専門 地質学・岩石学
E-mail hirata@nh.kanagawa-museum.jp

ごあいさつ

入生田 2020年夏

7月1日、当館も4か月ぶりに再開館しました。臨時休館中でも当館を楽しんでいただこうと、ホームページを活用した「ウェブで楽しむ地球博ページ」や当館公式Twitterでの発信をしてきましたが、やはり来館していただくのが一番です。展示室で小さなお子さんたちが標本を前にして、目を輝かせている姿を久しぶりにみて、こちらも嬉しくなりました。

しかし、感染症拡大が収束したわけではありません。神奈川県教育委員会や日本博物館協会のガイドラインをもとに、当館の予防対策マニュアルをつくり、入館者とともに博物館で働く人たちが「感染しない、感染させない」ように個別具体的に対応しています。もともと、博物館・美術館は人が集まる場所であり、人が集まって活動する場でもあります。ですので、予防対策をすればするほど、利用者の行動を制限することになります。特に当館の特徴でもあるオープンな展示室では、標本はもちろん展示台や展示ケースにも触れないようにお願いせざるを得ません。しかし、展示を見るのに夢中になって展示台や展示ケースに触れてしまうこともあり、その除菌対策に苦慮しているところです。本来の博物館を楽しんでいただけないのは大変残念ですが、今しばらくの間は我慢をお願いしています。

さて、今回の感染症拡大は当館にも様々な影響がありましたが、臨時休館中でも博物館の活動がすべて休止していたわけではありません。職員をはじめ各種従業員が感染予防対策を徹底しながら、それぞれの業務遂行に努めていました。博物館の基本的活動である「集める」「調べる」「伝える」の活動も、様々な行動自粛が言われるなか職員がそれぞれ工夫して続けていました。

百年に一度と言われる感染症の拡大は、世界中でまだその勢いは止まりません。その影響は、様々なところに波及しています。しかし、このような状況ではありますが、当館も本来の博物館の活動を取り戻すように努力していきますので、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

2020年7月 更新

 

プロフィール

もともとは地学担当の学芸員です。地層や岩石の中から、地球46億年の歴史を物語る証拠を探し出す醍醐味に魅せられています。これからも知的好奇心を持ち続けて、地球を調べることの楽しさを伝えることができればと思っています。旧神奈川県立博物館からはじまり、1995 年に当館が開館して以来、博物館歴は40年にもなり、館長歴も6年目を迎えました。

今年度も職員の皆さんに支えられながら務めてまいりますので、よろしくお願いします。

資料収集(あつめる)

以前は、神奈川県内外の岩石、鉱物を集めることもしていましたが、さすがに今はできなくなりました。そのかわり、様々な方々から貴重な標本を寄贈していただくように配慮しています。集めた資料が、多くの方々によって研究や展示、普及活動に活用してもらえればと思います。

湯河原沸石の画像

湯河原沸石
(神奈川県)

海緑石を含む丹沢層群の画像

海緑石を含む丹沢層群
(神奈川県)

かんらん岩ゼノリスの画像

かんらん岩ゼノリス
(アルゼンチン)

調査・研究(しらべる)

丹沢山地や伊豆半島、また三浦半島や房総半島など南関東地方の大地の生い立ちについて調査研究を進めてきました。また、南米大陸のパタゴニア地方の火山地質調査や、博物館における地学教育に関する研究も行ってきました。最近、再び神奈川を中心とした南関東地方の地層について調べ直しています。

横須賀市猿島の画像

横須賀市猿島

ソムンクラ台地の画像

横浜市栄区

ソムンクラ台地の画像

ソムンクラ台地(アルゼンチン)

最近の主な研究論文

  • 房総半島沖野島海底谷の海底地形・地質および生物の目視観察 - NT12-22 次航海ハイパードルフィン #1426 潜航潜水調査報告 -. 神奈川県立博物館研究報告(自然科学), (45): 29-39, 高橋直樹ほか共著, 2016.
  • 地層剥ぎ取り技法を用いた箱根火山起源噴出物の実物標本化‐神奈川県立生命の星・地球博物館における露頭情報の収集・保存・活用‐. 火山, 60(3):341-348. 石浜佐栄子ほか共著, 2015.
  • 地学リテラシー涵養のための博物館常設展示を活用した双方向型連続講座. 日本サイエンスコミュニケーション協会誌, 4(1): 44-51. 平田大二・五島政一, 2015.
  • Evolution history of the crust underlying Cerro Pampa, Argentine Patagonia : Constraint from LA-ICPMS U–Pb ages for exotic zircons in the Mid-Miocene adakite. Geochemical Journal, 47(2): 235-247. Orihashi, Y. et al., 2013.

展示(みせる)

これまでに集めてきた国内外の岩石や鉱物を活用して、地球の歴史や日本列島の大地の生い立ち、さらには南米大陸パタゴニア地方の火山の様子を紹介してきました。2017年度には、地層の剥ぎ取り標本の特別展のお手伝いをほんの少しだけしました。

「日本列島20億年 その生い立ちを探る」表紙 「アンデスを越えて ―南米パタゴニアの火山地質調査から―」表紙 「Minerals in the Earth -大地からの贈り物-」表紙

特別展関連印刷物

教育・普及(つたえる)

46億年の時空間を旅する地質学の面白さと、博物館における自然科学の楽しみ方を伝えたいと思い活動しています。2011年の東日本大震災以来、自然災害から命を守ることについて考えることが多くなりました。

27億年前の縞状鉄鉱層

27億年前の縞状鉄鉱層(オーストラリア)

38億年前の礫岩

38億年前の礫岩(グリーンランド)

 

最近の主な普及著作物

  • 日本地質学会編著「はじめての地質学 日本の地層と岩石を調べる」. 247pp, ベレ出版, 平田大二ほか共著, 2017.
  • 神奈川県立生命の星・地球博物館編「かながわの自然図鑑(1)新版 岩石・鉱物・地層」. 159pp, 有隣堂, 平田大二ほか共著, 2016.
  • 日本海の拡大と伊豆弧の衝突-神奈川の大地の生い立ち, 有隣新書, 191pp, 有隣堂, 藤岡換太郎・平田大二編著, 2014.
  • 自然災害からいのちを守る科学. 岩波ジュニア新書, 230pp, 岩波書店, 川手新一・平田大二, 2013.