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渡辺 恭平 (WATANABE, Kyohei)

渡辺 恭平 (WATANABE, Kyohei)

渡辺 恭平 (WATANABE, Kyohei)の写真

氏名 渡辺 恭平 (WATANABE, Kyohei)
所属 動物・植物グループ 学芸員
専門 昆虫(昆虫分類学、多様性情報学)
学位 博士(農学)
E-mail watanabe-k@nh.kanagawa-museum.jp
昆虫で最も巨大な多様性をもつハチの一群である「寄生蜂(きせいほう・きせいばち)」について、分類学を中心に研究を行っています。また、分類学者として、寄生蜂の興味深い生態を調べる研究者や、農林業の現場において天敵昆虫を調べる方々に協力をしています。収蔵標本のデータベース化による利用の促進や、神奈川県と周辺地域の昆虫相の調査や保全活動にも取り組んでいます。

2020年6月4日 更新

 

プロフィール

1986年生まれ。神奈川県育ち。幼稚園児の時におおきなノコギリクワガタと出会い、その強烈なカッコよさの虜になり、昆虫に興味を持つ。以後、今に至るまで「昆虫少年」。蝶やカミキリムシ、ゴミムシを中心に昆虫全般を追い続けるが、大学入学後は寄生蜂(きせいほう、きせいばち)、特にヒメバチの研究に没頭する。2013年4月から当館学芸員。趣味は鉄道に乗ること(乗り鉄)と料理(作る方も、食べる方も)。

コアシナガバチ(右)を狙う アシナガバチヤドリトガリヒメバチ(左)の画像

コアシナガバチ(右)を狙う
アシナガバチヤドリトガリヒメバチ(左)

人間を刺すので怖がられるアシナガバチ。実は、このハチが恐れるハチが自然界にはいます。このヒメバチは巣のそばでじっとしていますが、巣を守るアシナガバチの隙をついて巣に飛び乗り、アシナガバチの幼虫に寄生します。寄生されたアシナガバチの幼虫はこのヒメバチに殺されてしまいます。この光景、実は身近な場所でも見られます。ハチが恐れるハチもいるのです。

ホウネンダワラチビアメバチの画像

ホウネンダワラチビアメバチ

小さなハチですが、我々の主食であるイネを食い荒らすイモムシに寄生し、食べてしまいます。和名の「ホウネンダワラ」は、俵型をしたこのハチの繭のことで、これが田んぼでたくさん見られると、豊年になるといわれていたことに由来します。このような昆虫を「益虫」といいます。

資料収集(あつめる)

日本全国各地にフィールド調査(昆虫採集)へ出かけています。また、日本国内や海外の研究機関や博物館に標本を調べるためや、展示や研究方法について学ぶために調査に行くこともあります。

専門の寄生蜂については、全世界の種を対象にコレクションを構築しています。主なターゲットであるヒメバチ科では学生時代より構築した10万点をゆうに超える標本があり、この中にはおそらく世界でここにしかない種や、膨大な量の新種(専門的には「未記載種」といいます)が含まれています。また、私や国内外の研究者が新種として命名した(新種に新しい学名をつけることを「記載」といいます)種も、記載時に使用した標本(「タイプ標本」といいます)と一緒に多数含まれています。

神奈川県の昆虫については基本的に「なんでも」収集していますが、蝶や甲虫といった人気のあるグループに比べ、ハチ、ハエやカメムシなど、愛好者や研究者が少ない、俗にマイナー昆虫とよばれるグループを重点的に収集しています。

寄生蜂の標本の画像

寄生蜂の標本

標本は体系的に整理してゆきます。寄生蜂のコレクションは私自らが専門の研究者として整理しており、参照標本コレクションとして多くの研究者に利用されています。

ゴキブリの標本の画像

ゴキブリの標本

多くの人に忌み嫌われるゴキブリは代表的なマイナー昆虫です。昆虫愛好家もほとんど採集しないため、意外に標本はありません。人家に出現するゴキブリはごく一部であり、多くは自然界の分解者です。標本を集めていくと、昔多く最近減った種や、最近増えた種、美しい種など、いままで見えなかったことが見えてきます。

当館には神奈川県立博物館時代から蓄積された、膨大な量の昆虫標本が収蔵されています。これらの数は、正確なカウントは完了していませんが、おおよそ60万点と見積もられています。このコレクションの構築は、学芸員だけでなく、歴代のボランティアの方々の多大な協力がなければ不可能であり、現在も協力しながら整理を進めています。この貴重なコレクションを整理し、適切に保管しつつ、必要な場面で活用してもらい、資料の価値を高めることも学芸員の仕事です。

山登コレクションの標本の画像

山登コレクションの標本

山登コレクションは、山登明彦氏のご遺族より寄贈された遺品を、当館ボランティアの方々が10年かけて標本化した巨大なコレクションです。学芸員やボランティアだけでなく、外部の専門家の協力を得て整理や種名の確定(同定といいます)をし、博物館のデータベースに登録しています。また、一部のデータは国際的な多様性情報のデータベースであるGBIFにも提供しています。

調査・研究(しらべる)

寄生蜂というハチのなかまを中心に研究をしています。特に寄生蜂の中で最も種数が多いヒメバチ科を専門としており、世界中の研究者と協力して多様性の解明を進めています。このハチは最も身近な昆虫のひとつであり、全ての昆虫の中で最も種数が多いグループのひとつです。日本からは一つの科でありながら1650種を超える種が記録されており、これは日本産のチョウの全種類の5倍近くに達する数ですが、未だにわかっていないことだらけです。当然新種も多く、私自身もいままでに112種を新種として記載し、その中には神奈川県をタイプ産地とする種が少なくはありません。

寄生蜂は他の昆虫に寄生して食べてしまうため、生態系の調節にとても重要な生き物です。その中には害虫の天敵として有益な種も存在し、実際に農産物の生産現場や森林の害虫防除で彼らが重要な仕事をしています。そのため、私はこれらハチの生態や機能、利用方法を研究している方々と協力し、昆虫の研究を通して 人間と自然がより良い関係で共存できることを目指しています。

タンザワマルヒメバチの画像

タンザワマルヒメバチ
Tanzawana flavomaculata
Watanabe & Kasparyan, 2015
のホロタイプ標本

丹沢山地でブナを食害するブナハバチの天敵昆虫として、2015年に新属新種で記載したヒメバチで、属名は発見された丹沢山地(タイプ産地)にちなみます。寄生蜂は神奈川県からも多数の新種が見つかる学問的にも魅力的な分類群です。

タンザワマルヒメバチの新種記載に用いた図(画像)

タンザワマルヒメバチの新種記載に用いた図

新種の特徴を世界の人にわかりやすく伝えるためには、図を描く技術や、写真撮影の技術も要求されます。図を描く楽しさや重要性については、2015年度特別展「生き物を描く~サイエンスのための細密描画~」で解説しました。

寄生蜂の研究のために収集した世界中の文献(画像)

寄生蜂の研究のために収集した世界中の文献

新種を記載するときは、その対象が含まれるグループの全世界の種との比較し、違いを述べる必要があります。様々な言語で書かれた論文や世界各地の博物館に収蔵されている標本を調べながら、新種の根拠を整理・記述してゆきます。このように、自然史分野の研究では過去の知見を調べる作業が不可欠であり、標本とともに、文献の収集や保管も要求されます。そして、博物館に両者がセットあることが、調査研究を行う上で重要です。

フィールドでの調査時の写真フィールドでの調査

花に来るハチを採集しているところ。フィールド調査は、昆虫をはじめ、様々な生き物と出会える至福のひとときです。この花では神奈川県2例目となるオデコフタオビドロバチが採集されました。

北海道大学での標本調査の様子(写真)

北海道大学での標本調査

標本を集めるだけでなく、その後きちんと整理し、同定することが必要です。そのため、ヒメバチのような同定が難しい分類群では正確に同定された標本を観察し、区別点を学ぶための標本調査が欠かせません。集めた資料の価値を高めることも学芸員の仕事です。

 

当館収蔵の昆虫標本コレクションを整理しながら、それらの属性情報(いつ、だれが、どこで採集したのか)を目録とし、情報の公開を進めています。これは資料の存在を世に知らせるだけでなく、各地で行われている昆虫相の解明に寄与します。また、整理や利用の過程で発見される新知見についても、寄生蜂であるなしに関係なく、報告を行っています。

 

苅部学芸員とともに、問い合わせや貸し出し依頼に対応し、様々な研究者、研究機関が実施する昆虫の研究に協力しています。また、専門分野を生かして共同研究を実施し、分野を横断した研究活動も行っています。

 

学術論文(査読あり)(昨年および今年に受理・出版されたもの)

  • Watanabe, K., 2019. New distribution records of the subgenus Fugatrix Rossem, 1987 of the genus Plectiscidea Viereck, 1914 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Orthocentrinae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 25(1): 49-52.
  • Morishita, S. & K. Watanabe, 2019. Diplazon koreanus Balueva & Lee, 2015 (Hymenoptera: Ichneumonidae: Diplazontinae) New to Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 25(1): 73-74.
  • Watanabe, K., 2019. Review of the genera Aniseres Förster, 1871 and Catastenus Förster, 1868 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Orthocentrinae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 25(1): 81-85.
  • Watanabe, K., 2019. A review of the Japanese species of the genus Xanthocampoplex Morley, 1913 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Campopleginae), with description of a new genus. Zootaxa, 4661 (3): 579-586.
  • Watanabe, K., 2019. Revision of the genus Pyracmon (Insecta: Hymenoptera: Ichneumonidae) from Japan, with description of a new species. Species Diversity, 24: 281-285.
  • 向井裕美・北島博・渡辺恭平, 2019. 菌床シイタケ栽培施設におけるナガマドキノコバエ類天敵寄生蜂の分布.関東森林研究, 70-1: 125-126.
  • Watanabe, K. & R. Matsumoto, 2019. Review of the genus >Pimpla Fabricius, 1804 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Pimplinae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 25(2): 217-224.
  • Watanabe, K., 2020. Taxonomic study of the tribe Banchini (Hymenoptera: Ichneumonidae: Banchinae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, Supplementary Series, (2): 1-58.

学術論文(査読無し)、報文、短報など(昨年および今年に受理・出版されたもの)

  • 森下俊介・渡辺恭平, 2019. 愛知県豊橋市におけるヒメバチの採集記録.三河の昆虫, (66): 945-948.
  • 渡辺恭平, 2019. 日本産ヒラタヒメバチ亜科の同定について(追補とまとめ).神奈川虫報, (198): 27-38.
  • 長瀬博彦・渡辺恭平, 2019. 神奈川県昆虫誌2018(ハチ目)の訂正.神奈川虫報, (198): 39-42.
  • 渡辺恭平, 2019. 昆虫相の解明はどこまで進んだか? 神奈川虫報, (198): 53-55.
  • 渡辺恭平, 2019. 南足柄市で2月にウラナミシジミ成虫を目撃. 神奈川虫報, (198): 72.
  • 天野 匠・渡辺恭平, 2019. 秦野市名古木で採集されたヒメバチ.神奈川虫報, (199): 10-14.
  • 渡辺恭平, 2019. 南足柄市でキマダラカメムシを採集. 神奈川虫報, (199): 68.
  • 渡辺恭平, 2019. 神奈川県産シリアゲムシ目昆虫の調査手引き. 神奈川虫報, (200): 11-21.
  • 渡辺恭平, 2019. 神奈川県産ラクダムシ目とアミメカゲロウ目の調査手引き. 神奈川虫報, (200): 33-46.
  • 渡辺恭平, 2019. クロホソコバネカミキリの低標高地での採集記録. 神奈川虫報, (200): 61.
  • 渡辺恭平, 2019. マンションの9階に飛来したキマダラカメムシ. 神奈川虫報, (200): 62.
  • 渡辺恭平, 2019. 小田原市、真鶴町、大井町で採集したハチ類5種の記録. 神奈川虫報, (200): 95-96.
  • 宇津木滉生・渡辺恭平, 2019. 山北町三国峠でジョウザンナガハナアブを採集. 神奈川虫報, (200): 97.
  • 渡辺恭平, 2019. ヤナギに多数飛来したヒメバチ. 神奈川虫報, (200): 97-98.
  • 渡辺恭平, 2020. Family Aulacidae セダカヤセバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). pp. 186-188. 櫂歌書房, 福岡.
  • 渡辺恭平, 2020. Family Evaniidae ヤセバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). p. 188. 櫂歌書房, 福岡.
  • 渡辺恭平, 2020. Family Gasteruptidae コンボウヤセバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). p. 189. 櫂歌書房, 福岡.
  • 渡辺恭平, 2020. Family Stephanidae ツノヤセバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). p. 190. 櫂歌書房, 福岡.
  • 渡辺恭平・山根正気, 2020. Family Trigonalidae カギバラバチ科. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). pp. 191-193. 櫂歌書房, 福岡.
  • Watanabe, K., 2020. Taxonomic and Zoogeographic Notes on Japanese Cryptinae (Hymenoptera, Ichneumonidae), with descriptions of 12 new species. Bulletin of the Kanagawa Prefectural Museum (Natural Science), (49): 29-66.
  • 川島逸郎・渡辺恭平,2020.名古屋市博物館所蔵「吉田翁虫譜(第一巻)」に描かれたハチ.神奈川県立博物館研究報告(自然科学),(49): 67-83.
  • 渡辺恭平・川島逸郎・関 悦子,2020.川崎市立日本民家園における調査で得られたハチ目昆虫.神奈川県立博物館研究報告(自然科学), (49):119-143.

学会発表(最近行ったもの)

  • Watanabe, K., 22-27. July 2018. The diversity of subfamily Orthocentrinae (Hymenoptera, Ichneumonidae) in Japan. 9th congress of International Society of Hymenopterists. Matsuyama, Japan.
  • 渡辺恭平, 2018年9月8日. 若手奨励賞受賞講演 ヒメバチ科を中心とする寄生蜂類(ハチ目)の分類学的研究. 日本昆虫学会第78回大会, 名城大学, 名古屋.
  • 渡辺恭平・向井裕美・北島博, 2018年9月10日. ナガマドキノコバエ類に寄生するヒメバチ科2種の分類学的検討. 日本昆虫学会第78回大会, 名城大学, 名古屋.
  • 渡辺恭平, 2019年9月16日. 博物館における参照標本コレクションの構築と活用 ーゼロから始めてわかったこと-. 日本昆虫学会第79回大会, 弘前大学, 弘前.
  • 向井裕美・北島博・渡辺恭平・末吉昌宏, 2019年9月6日. 菌床きのこ害虫ナガマドキノコバエ類の天敵寄生蜂の国内分布と寄主範囲. 日本きのこ学会第23回大会, 武庫川女子大学, 兵庫県.[優秀ポスター賞受賞]
     →全研究業績のリストは渡辺が運営するウェブサイトにあります。

受賞

  • 日本昆虫学会「あきつ賞」「Information Station of Parasitoid Wasps」渡辺恭平(2012年9月)
  • 神奈川県「教育委員会職員功績賞(個人)」「寄生蜂の研究ならびに博物館収蔵資料の活用に対する表彰」渡辺恭平(神奈川県庁, 2015年11月18日)
  • 日本昆虫学会「若手奨励賞」「ヒメバチ科を中心とする寄生蜂類(ハチ目)の分類学的研究」渡辺恭平(2018年9月8日)

研究助成金獲得状況

  • 日本学術振興会特別研究員奨励費 (2011~2012年度) 研究代表者
    研究課題名:農業生態系におけるヒメバチの多様性・機能解明と同定支援・情報システムの構築 (課題番号:11J08527)
  • 日本学術振興会科学研究費 若手研究B (2014年~2016年度) 研究代表者
    研究課題名:東アジア島嶼域におけるヒメバチ科寄生蜂の多様性とその分布特性の解明 (課題番号:26840134)
  • 日本学術振興会科学研究費 若手研究B (2017年~2020年度(予定)) 研究代表者
    研究課題名:菌食性昆虫捕食寄生蜂の多様性と寄生蜂-寄主-キノコ相互作用系の解明 (課題番号:17K15185)
  • 日本学術振興会科学研究費 基盤研究A(一般)(2019年~2022年度 予定) 研究分担者(研究代表者:前藤 薫)
    研究課題名:次世代技術と自然史財を高度に活用した広義寄生蜂の多様性情報基盤の構築(課題番号:19H00942)

所属学会および研究会

  • 日本昆虫学会(代議員および日本昆虫目録編集委員)
  • 日本昆虫分類学会
  • 日本動物分類学会
  • 神奈川昆虫談話会(事務局幹事)、日本蜂類同好会、長翅目談話会
  • JBIFワーキンググループ

展示(みせる)

2022年度の企画展主担当として「普通種展(仮称)」を計画しています。身近に普通にみられる(=珍しくない)生き物を対象として、博物館に収蔵されている普通種の標本をフル活用し、あらゆる角度からストーリーを掘り下げてゆく予定でいます。今年はコロナウイルスの蔓延で野外調査も中々満足に実施できませんが、普通種たちは近所にも普通にみられるので、展示にむけて、準備は少しずつ進み始めています。ご期待ください。

過去に担当した展示

2018年度ミニ企画展示「昆虫採集連続講座 活動報告展 ~講座受講者が作成した昆虫標本~」(主担当)
2017年度ミニ企画展示「『里蜂-さとばち-』古民家とハチはともだち」(主担当)
2017年度企画展「レッドデータの生物 -知って守ろう 神奈川の生き物たち-」(分担担当)
2015年度特別展「生き物を描く ~サイエンスのための細密描画~」(主担当)
2014年度特別展「どうする?どうなる! 外来生物 とりもどそう 私たちの原風景」(分担担当)
2014年度ミニ企画展示「2014年度昆虫採集講座 活動報告 ~学生が作成した昆虫標本~」(主担当)
2014年度ミニ企画展示「市街地と里山の外来生物」(分担担当)
2014年度ミニ企画展示「自然科学のとびら77号とその関連資料の紹介」(分担担当)
2014年活動報告展「2013年度の学芸員の活動」(分担担当)

展示の様子(画像)

特別展「生き物を描く ~サイエンスのための細密描画~」展示室の様子

展示の準備の様子(写真)

特別展「生き物を描く ~サイエンスのための細密描画~」準備風景

2015年度特別展「生き物を描く ~サイエンスのための細密描画~」 菌類担当の折原学芸員とともに、「科学的な生物画」をテーマに、サイエンスにおける生物画の重要性や貢献を、学芸員の描いた作品やプロの作品を交えながら展示しました。

2014年度ミニ企画展示の様子(画像)

ミニ企画展示 「2014年度昆虫採集講座 活動報告 ~学生が作成した昆虫標本~」展示の様子

 

教育・普及(つたえる)

昆虫採集全般が得意なため、昆虫採集の仕方や標本の作り方、ものの調べ方や研究の楽しみ方について、わかりやすくお伝えできればと考えております。また、自身の調査研究活動に基づく、オリジナリティがある教育普及活動を実践できるよう、心がけています。

  • 博物館や友の会の行事として、特に子供達に昆虫の面白さを伝える活動をしています。
    今年度予定していた観察会、講座については、コロナウイルスに関連して中止となってしまいました。博物館再開後に、参加者の安全を踏まえて順次行事を再開・企画してゆきます。最新の情報は博物館のウェブサイトをご確認ください。行事が中止となり、たいへん心苦しいですが、まずはこの国難ともいえる災難を何としても乗り越えましょう。万全を期した状態で皆様と野山を歩くことができる日が来ることを、楽しみにしております。
  • コロナウイルス対策下ですが、資料の整理や調査・研究活動を通して博物館の機能を充実させ続けております。また、ウェブで楽しむ地球博など、コンテンツを用意しております。また、昆虫について、メールによる問い合わせは随時受け付けております。
  • 県立おだわら諏訪の原公園のイベントと連携し、公園をフィールドにして、幼児~小学生とその保護者を対象とした昆虫の観察会を年に数回、行っています。
  • 神奈川昆虫談話会の事務局として会の運営を行っています。本会は60年以上の歴史をもつ昆虫愛好家の集まりで、小学生~社会人まで、昆虫に興味がある方はどなたでも入会できます。博物館では年に3回例会を行っており、会の活動に興味がある方の例会見学は随時行っています。
  • 学校の課外学習や博物館実習、県内を中心に活動する市民団体の昆虫に関する行事に、講師等として参加・協力しています。
  • 情報が少なく、難しいグループである寄生蜂についてウェブサイト(http://himebati.jimdo.com/およびhttp://parasitoidwasp-db.jimdo.com/)を用いて情報普及を行っております。これは教育普及活動としてだけでなく、「生物多様性情報学」という、最近注目されている学問に関連した研究活動でもあります。
  • 昆虫についての質問、ボランティア活動、神奈川昆虫談話会のことなど、随時メールで質問や相談を受け付けています。

普及的著作(最近のもの)

  • 渡辺恭平,2018.古民家で暮らすハチたちを調べて. 自然科学のとびら, 24(1): 2-3.
  • 渡辺恭平,2018.投稿原稿を書く時に心がけてほしいこと(図表編). 花蝶風月(神奈川昆虫談話会連絡誌), 168: 1-3.
  • 渡辺恭平, 2018. 身近な昆虫を調べるおもしろさ. 神静民報2018年5月19日
  • 渡辺恭平, 2018. 眠るツノトンボ. 自然科学のとびら, 24(3): 17.
  • 渡辺恭平, 2018. 失われていく生き物たち. 神奈川県立生命の星・地球博物館編, 神奈川県立生命の星・地球博物館展示解説書, 改訂新版, pp. 134-135. 神奈川県立生命の星・地球博物館, 小田原; 人の営みとギフチョウの盛衰, ibid., pp. 136-137; 雑木林の生き物たち, ibid., pp. 138-139; 水田から林へ, ibid., pp. 140-141; 都市に生き残ったもの, ibid., pp. 142-143; 都市に進出してきた生き物たち, ibid., pp. 144-145; 外国からやってきた生き物たち, ibid., pp. 146-147; 日本のチョウ, ibid., p. 187; 昆虫の後ろばね, ibid., p. 194.
  • 渡辺恭平, 2018. 質問にお答えします(タマムシの仲間について).箱根を守る会会報 (20): 1.
  • 渡辺恭平, 2018. キリギリス. 広報おおい(大井町広報誌), 638: 16.
  • 渡辺恭平, 2019. アオオサムシ. 広報おおい(大井町広報誌), 641: 16.
  • 渡辺恭平・苅部治紀, 2019. 「神奈川県昆虫誌2018」ができました. 自然科学のとびら, 25(1): 6-7.
  • 渡辺恭平, 2019. トンボエダシャク. 広報おおい(大井町広報誌), 644: 20.
  • 渡辺恭平, 2019. 新種のヒメバチが見つかるまで(1) ~野外で採集する~. 群馬県立ぐんま昆虫の森 第16回企画展「新種昆虫発見」展示解説書, p. 11.
  • 渡辺恭平, 2019. 新種のヒメバチが見つかるまで(2) ~博物館で発見する~. 群馬県立ぐんま昆虫の森 第16回企画展「新種昆虫発見」展示解説書, p. 12.
  • 渡辺恭平, 2019. カブトムシ. 広報おおい(大井町広報誌), 647: 16.
  • 渡辺恭平, 2019. 落ちたカキの実はごちそう.神奈川県立生命の星・地球博物館友の会通信105号,10.
  • 渡辺恭平, 2019. カワチマルクビゴミムシ. 広報おおい(大井町広報誌), 650: 24.
  • 渡辺恭平, 2019. アマゾンで見つけた便利なもの. 花蝶風月(神奈川昆虫談話会連絡誌), 174: 7-8.
  • 渡辺恭平, 2020. はじめに. 日本昆虫学会 日本昆虫目録編集委員会編, 日本昆虫目録 第9巻 膜翅目(第2部 細腰亜目寄生蜂類). p. xix. 櫂歌書房, 福岡.