学芸トピックス―田中徳久―
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『神奈川県植物誌2018  電子版』が公開されました

『神奈川県植物誌2018  電子版』が公開されました

2018年11月16日更新

当館や県内博物館を拠点として活動する市民調査グループ「神奈川県植物誌調査会」による調査成果、『神奈川県植物誌2018 電子版』が、2018年11月7日に同会ウェブサイトで公開されました。

『神奈川県植物誌』は、神奈川県に自生する植物と、過去に採集された植物標本をくまなく調べ、まとめた本です。『神奈川県植物誌』の編さんを目的として、1979年から活動を続ける同会は、これまでに『神奈川県植物誌 1988』、『神奈川県植物誌 2001』を刊行し、いずれも全国の研究者や植物愛好家から高い評価を受けてきました。『神奈川県植物誌2018』は、このたび『神奈川県植物誌2018 電子版』として同会のウェブサイトで公開されました。

当館では、同会の発足当初より調査の拠点として歴代の植物担当学芸員が活動を支えるとともに、調査で収集された植物標本を受け入れてきました。当館の誇る全国有数の植物標本コレクションは、その大半が『神奈川県植物誌』調査のために集められたものです。こうした『神奈川県植物誌』調査の歴史や、植物誌編さんの過程は、2018年度特別展「植物誌をつくろう! ~『神奈川県植物誌 2018』のできるまでとこれから~」として紹介しました。

なお、『神奈川県植物誌2018』は、神奈川県立生命の星・地球博物館の総合研究「最新版『神奈川県植物誌』の編さん・刊行のための植物相調査」(2013から2017年度)の成果報告書を兼ねています。