魚の会講演会
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魚の会(うおのかい) 令和3年度第1回講演会「シーボルトが見た日本の水辺の原風景」

魚の会(うおのかい) 令和3年度第1回講演会「シーボルトが見た日本の水辺の原風景」

江戸時代後期に日本に西洋医学と博物学をもたらしたシーボルトは、日本からおびただしい数の生物標本をオランダに持ち帰りました。それらは現在、ライデンにあるナチュラリス生物多様性センターに大切に保管されています。シーボルト標本にはアユモドキ、オオサンショウウオ、カワウソ、アシカなど今では絶滅種や絶滅危惧種となってしまった水辺の生き物が多く含まれています。約200年前の標本から日本の水辺の原風景を探り、私たちの身近な自然が本来どうあるべきか、一緒に考えてみましょう。

「シーボルト」の画像

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796-1866)の銅像
2008年11月 シーボルトハウスにて 瀬能 宏撮影

講師:細谷和海(ほそやかずみ)氏(近畿大学名誉教授)

1951年6月東京都生まれ。1975年京都大学農学部卒。農学博士。水産庁水産研究所室長を経て、2000年より近畿大学農学部教授、2018年に定年退職し近畿大学名誉教授。日本魚類学会前会長、現在、環境省絶滅の恐れのある汽水・淡水魚選定委員会座長、国交省河川水辺の国勢調査淡水魚SG座長など。専門は系統分類学・環境科学。 淡水魚の分類から外来種、水田生態系の保全まで。著書に『日本の淡水魚』山と渓谷社、『シーボルトが見た日本の水辺の原風景』東海大学出版部、『ブラックバスを退治する』恒星社厚生閣などがある。

開催日 2020年5月23日(日曜)
場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階西側講義室
開催時間 14時30分から15時30分
定員

当日受付(ただし、来館にあたっては当館ウェブサイトからの事前予約が必要となります)

先着23名

料金 無料
主催

魚の会(うおのかい)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館 担当:瀬能 宏
電話:0465-21-1515 e-mail:senou@nh.kanagawa-museum.jp