魚の会講演会
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魚の会(うおのかい) 令和3年度第2回講演会「新江ノ島水族館の取組み」

魚の会(うおのかい) 令和3年度第2回講演会「新江ノ島水族館の取組み」

新江ノ島水族館は、相模湾に面し、右手に富士山、左手に景勝地・江の島が控える絶好のロケーションをもつ水族館です。当館の前に広がる相模湾は、磯や遠浅の浜、干潟など、海岸を構成する要素の多くを備えるとともに、水深2,000 m近くに達する深海底にも繋がっています。また、黒潮や親潮の影響を強く受けることで非常に豊かな海洋生物相を形成しており、古くから海洋生物研究が盛んに行われてきました。当館は、“相模湾と太平洋”、そこにくらす“生物”を基本テーマに、海やそれを取り巻く環境を楽しく遊びながら学んでいただくエデュテインメント型水族館(※)として努力してまいりました。また、いつも新しい「発見」に出会える場として、“わくわくドキドキ冒険水族館”をコンセプトに掲げています。海や生命にひそむ多くの不思議を「発見」し、海遊びを発展させた体験プログラムから「驚きや感動」を感じていただけるように、今後もさらにエデュテインメント性の高い展示やショー、体験プログラムを開発・ご提供してまいります。当館は2004年1月に閉館した「江の島水族館」の学術的かつ知的資産を継承しています 。
今回はこれまでの当館の取組みをいくつか紹介いたします。
※エデュテインメント(Edutainment)とは、エデュケーション(Education:教育)とエンターテインメント(Entertainment:娯楽)を組み合わせた造語です。

 

「カエルウオ」の画像

カエルウオIstiblennius enosimae KPM-NI 36055 相模湾産
 学名の“enosimae”は本種の学名の基準となった標本が江の島で採れたことにちなむ
 カエルウオは江の島を意味する学名が付けられた唯一の魚である
 ※KPM-NIは当館の魚類標本資料であることを示す記号です。

講師:崎山直夫(さきやまただお)氏(新江ノ島水族館館長)

1968年6月東京都生まれ。1994年鹿児島大学大学院水産学研究科修了。1994年3月江の島水族館 マリンランド(鯨類)、1996年10月江の島水族館 海の動物園(鰭脚類ほか)、2000年2月江の島水族館 水族館(魚類ほか)、2004年4月新江ノ島水族館 魚類チーム(魚類ほか)、2005年7月 魚類チームリーダー、2018年4月 展示飼育部長を歴任し、2021年4月 館長に就任。水族館での展示・飼育・運営・管理業務に携わるかたわら、江の島を中心とした相模湾で見られる魚類、無脊椎動物、海生哺乳動物について、博物館や水族館、研究機関と共同で調査、研究、報告を行っている。相模湾海洋生物研究会会員。

開催日 2020年6月6日(日曜)
場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階西側講義室
開催時間 14時から15時
定員

当日受付(ただし、5月30日まで来館にあたっては当館ウェブサイトからの事前予約が必要となっており、6月以降も延長される可能性があります。事前に当館ウェブサイトをご確認ください。)

先着23名

料金 無料
主催

魚の会(うおのかい)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館 担当:瀬能 宏
電話:0465-21-1515 e-mail:senou@nh.kanagawa-museum.jp