新しい地球像をもとめて[地球のからくり]
 4B06[ 人と生命 ]
 
人と生命(せいめい)
Human and Organisms
 人類(じんるい)も生命(せいめい)で、多様(たよう)な生物(せいぶつ)の一種です。人類はほかの生物の営(いとな)みと共に生きています。人類は人工(じんこう)の材料(ざいりょう)で衣食住(いしょくじゅう)をまかなおうとしていますが、一部の人たちが利用(りよう)しているにすぎません。多くの人類は衣食住を他の生物に頼(たよ)っています。衣食住だけではありません。吸(す)う空気(くうき)も吐(は)いた息(いき)も、汚物(おぶつ)も生物がつくり、処理(しょり)しています。人類は生物の一員で、他の生物と共に生きています。
写真 火星の生命化石(せいめいかせき)
   

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宇宙の歴史
太陽系の歴史

 
生命(せいめい)の歴史(れきし)
 生命(せいめい)は35億年前には生まれていました。岩石の中に残された小さな化石(かせき)から、細胞分裂(さいぼうぶんれつ)をしているようすが分かってきました。それより以前にも生物の痕跡(こんせき)が見つかっています。38億年前の堆積岩(たいせきがん)から生物特有(とくゆう)の成分(せいぶん)や粒(つぶ)が見つかっています。このような、小さな生物が私たちの祖先(そせん)として生まれ、そして進化(しんか)してきました。火星からも生命の化石らしきものが見つかりました。もしこの化石が本物(ほんもの)であれば他の星でも生命が発生(はっせい)したかもしれません。現在も生きているかどうかは不明(ふめい)ですが、生命が地球固有の孤独(こどく)な存在(そんざい)でないかもしれません。
図表 生命の系統樹(けいとうじゅ)
   

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宇宙の歴史
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最古(さいこ)の生命化石(せいめいかせき)
写真 最古(さいこ)の生命化石(せいめいかせき)
   

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最古(さいこ)の生命化石(せいめいかせき)
図表 最古(さいこ)の生命化石(せいめいかせき)
   

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宇宙の歴史
太陽系の歴史

 
最古(さいこ)の生命(せいめい)(顕微鏡(けんびきょう)写真)
写真 最古(さいこ)の生命(せいめい)(顕微鏡(けんびきょう)写真)
   

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太陽系の歴史

 
ヒト
 長い宇宙(うちゅう)の歴史(れきし)、銀河(ぎんが)の歴史、地球の歴史、そして生命(せいめい)の歴史、すべての時の流れの中に、今の私たちは存在(そんざい)します。私たちは、多くの生物の長いの歴史の結果(けっか)として生まれてきました。それは、私たちだけでなく、この世のすべてのものが同じような歴史を背負(せお)っています。私たちが活動(かつどう)すれば、多かれ少なかれ、まわりの世界に影響(えいきょう)をあたえます。その影響はよいとも悪いともいえません。人類にとってよいことでも、他の生物にとっては絶滅(ぜつめつ)を意味(いみ)することがあります。一つの生物種(しゅ)を守るために多くの生物を犠牲(ぎせい)にしているかもしれません。私たちは、複雑(ふくざつ)な関係(かんけい)の輪(わ)の中で生きています。私たちはその輪の中から出ることはできません。その輪と仲良(なかよ)く生きていくしかないのです。私たちは「知恵(ちえ)のあるヒト(ホモ・サピエンス)」なのですから。
写真 アウストラロピテクス・ボイセイ
   

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