神奈川の大地[岩石・鉱物・地層・歴史] |
a03[ 火成岩 ] |
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■火成岩(かせいがん) (Igneous Rocks) 火成岩は、地下深部のマグマが地表や地表付近で冷え固まった岩石である。マグマの冷却のしかたと化学組成によって火成岩の特徴が決まってくる。マグマの冷却のしかたは、火成岩の産出のしかた(産状(さんじょう))や鉱物の粒の大きさ(粒度(りゅうど))、鉱物の配列や組み合わさりかた(岩石組織)、鉱物の結晶の形(結晶形)などの特徴をつくる。マグマの化学組成は、鉱物の組み合わせとその量比や鉱物の化学組成、岩石の化学組成(全岩組成)などを決定する。このような特徴をもとに火成岩の分類がおこなわれる。 図表 火成岩の分類(Classification)
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関連項目: |
a04 深成岩 |
a09 火山岩 |
a02 岩石の種類 |
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■産状 (Occurrence) マグマは、地表で活動すると火山として噴火し、地下で活動すると岩石や地層中に貫入する。火山では、マグマが直接固まった溶岩と噴火で破片として飛び散った火山噴出物に大別される。写真は貫入は周囲の岩石や地層との関係によって、岩脈(がんみゃく)(ダイク)、岩床(がんしょう)(シート)、シル、底盤(ていばん)(バソリス)など、いろいろな名前で呼ばれている。同じマグマでも、その冷却(れいきゃく)の場所やしかたによって、さまざまな産状になる。貫入(かんにゅう) (Intrusion)の産状をあらわす。 写真 津久井郡津久井町鳥屋早戸川の貫入岩
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関連項目: |
a02 岩石の種類 |
a09 火山岩 |
a11 安山岩 |
c10 丹沢層群大山亜層群 |
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