今回の特別展は、当博物館の総合研究 「博物館における新しい地学教育」の成果を公開するものです。 この総合研究は、大地のすばらしさを、より多くの人に、 分かりやすく伝えるための方法を模索するものでした。 「いつでも、どこでも、いくらでも」をキャッチフレーズにして、 これまでにない新しい視点をもつこと、新しい方法論をみつけること、 新しい道具を使うこと、新しい体系を作ることを目標として取り組んできました。 この特別展では、人が大地を、どのように見て、どのように感じ、 どのように表現してきたかを、さまざまな視点、切り口で展開します。 そのことでこの展示が、市民が大地をより理解できるための導入となると 考えています。 さらに、インターネット上で現在進行中の市民参加型データベースである 「砂の自然史」や「身近な自然史」の成果も公開します。 市民自ら調べ、成果を発表する企画に参加することが、 自然への好奇心をもつきっかけになるでしょう 神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸員 平田 大二
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