■過去の温暖化と環境〜急激におこった縄文海進〜
氷期から間氷期にうつりかわる急激な気候変動は、この数10万年間の間に何度もありました。約1万年前に氷期から間氷期となり、およそ6000年前にピークをむかえた海面上昇が、いわゆる“縄文海進”です。このときの急激な温暖化と海面上昇の証拠は、神奈川県内各地に残っています。貝化石からは、当時の海の環境や年代を知ることができます。縄文海進にともない、県内各地で海の環境がどのように移りかわっていったのでしょう。さらには日本列島全体ではどうであったのでしょう。貝化石の証拠から探ってみましょう。 |