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種名 コククジラ
学名 Eschrichtius robustus
目名・科名 偶蹄目・コククジラ科
形態の特徴 体長は11–15 m程度でメスはオスより大きい。体色は、茶色がかった灰色~薄い灰色。背びれはなく、体長の約3分の2より後ろ側の背側隆起上に8–14個のこぶがある。のどに2–7本の溝を持つ。体には多数のフジツボが付着する。
生息地・分布域 北太平洋とその周辺海域にのみ分布する。大型鯨類のうちで最も沿岸性が強く、浅い海域を好む。
生態 主に、アミ類や、海底の泥や砂の中にいる多毛類、端脚類を食べる。多くは3頭以下の少数の群れで行動する。回遊距離は、長いと15,000–20,000 kmにも達する。冬季には繁殖・育児を行うために低緯度海域に南下し、夏季には餌を食べるために高緯度海域に北上する。北西太平洋に生息する個体群(西部系群)では、絶滅が心配されている。
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