ロゴ 神奈川の自然  
 
種名 アライグマ
学名 Procyon lotor
目名・科名 食肉目・アライグマ科
形態の特徴 頭胴長55 ㎝前後、尾長30 cm前後、体重約7 kg。体全体の色はグレーから褐色。 アイマスクのようになった目の周りの黒い毛と尾の縞模様が特徴。四肢は長く、5本指はモミジの葉のように広がる。
生息地・分布域 北米原産の外来種。1960年代から1970年代に動物園で飼育されていた個体やペットとして飼育されていた個体が、逃げ出したり、遺棄されたりして、日本各地に広がっていった。1980年代には、神奈川県を含めた一部の都道府県でのみ生息が報告されていたが、2023年現在では、国内のほぼすべての都道府県で生息が確認されている。神奈川県では、鎌倉市で最初に確認され、藤沢市、逗子市や横須賀市など三浦半島各地へ広がっていった。近年では、横浜市、川崎市のほか県西部でも生息情報がある。森林、丘陵地から水辺、市街地まであらゆる環境に適応し生息している。
生態 夜行性のため、生息確認が遅れる傾向がある。木登りが得意で、大木の洞や人家の屋根裏をねぐらとすることが多い。小型哺乳類、鳥の卵、両生類、魚類、昆虫、甲殻類、などあらゆるものを食べる雑食性で、農作物を食害することも多い。年1回春に3-6頭の子どもを産むが、年2回の出産例もある。
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