神奈川県立生命の星・地球博物館
2008年度企画展「46億年 地球のしごと 〜地質写真家が見た世界の地形〜」

世界の各地には、アッ、すごい! と驚いたり、ワー、きれい! と感動したり、ウーン、どうして? と悩んでしまうような地形や地層、岩石がたくさんあります。それらは地球がうまれてから46億年という長い時間の中で、できてきたものです。

今回の企画展では、地質写真家 白尾 元理(しらお もとまろ)氏が、世界各地で撮影した様々な地質景観の写真と解説に岩石、化石を加えて「46億年の地球のしごと」を紹介します。


白尾 元理 しらお もとまろ

1953年東京生まれ。地質写真家・サイエンスライター。大学・大学院で地質学、火山学を専攻。1986年の伊豆大島噴火、1987年のアメリカ西部旅行をきっかけに写真家を志す。以来、世界40カ国以上の火山、地形、地質などを撮影している。



グランドキャニオン

■ 地球の「履歴書」

地球の年令は、46億歳です。このとてつもなく長い時間の中で、地球はどんな運命をたどってきたのでしょう。海や大気をつくり、生命をうみだしました。大きな環境の変化を何度も経験してきました。地球の歴史は、岩石や地層の中に残されています。


■ 世界のびっくり地形

シップロック レンガイ火山

火のしごと−火山−

火山をつくるマグマの成分や温度、噴火の場所のちがいで、噴火のしかたや火山の形がかわります。

小氷河が運んだ迷子石

砂と氷のしごと−砂漠や氷河−

砂漠の砂が風で動いてたまったり、
氷河が流れて山をけずり谷をつくるとき、
おもしろい地形ができます。


レインボーブリッジ

水と風のしごと−浸食−

雨や風、波などにより、
かたい岩石の表面がけずられたり溶けたりして、
ふしぎな地形がつくりだされます。

大地のしごと−断層−

大地が動くことで岩石が割れて、
大きな断層ができ、地面がずれます。


ひとのしごと−地下資源−

地球がつくった岩石や鉱物を、
ひとは貴重な資源として利用しています。


メテオールクレーター

宇宙のしごと−クレーター−

宇宙から落ちてきた隕石が衝突して、
大きな丸い穴ができます。


おもな展示

展示室のようす

I. 世界のびっくり地形

世界各地のふしぎな地形を、写真と解説で紹介します。写真に関連した実物標本もあわせて展示しています。

世界のびっくり地形 火山 世界のびっくり地形 砂漠や氷河 びっくり地形の標本 隕石

II. 地球の「履歴書」

地球の歴史を、写真と解説、実物標本で紹介しています。46億年の歴史を46メートルのロープであらわした「地球の46億年の歴史」展示と一緒にお楽しみください。

地球の「履歴書」

III. 「地球のしごと」を撮る

今回の企画展で使用した写真を撮影された、地質写真家・白尾元理氏を紹介しています。

地球のしごとを撮る

IV. 「地球のしごと」ツアー

今回の企画展で使用した写真が、どんな場所で撮影されたのか、ボタンを押して確認していただけます。

地球のしごとツアー

2008年度企画展「46億年 地球のしごと 〜地質写真家が見た世界の地形〜」

開催期間

2008年12月6日(土曜)〜 2009年2月22日(日曜)

開館時間

9時〜16時30分(入館は16時まで)

休館日

毎週月曜日(1月12日は開館)
館内整理日:2009年1月13日(火曜)
2009年2月12日(木曜)
年末年始の休館日:12月29(月曜)〜 1月3日(土曜)

料金

 

企画展

常設展

65歳以上

無料

20歳以上

無料

510円

20歳未満・学生

無料

300円

高校生以下

無料

企画展関連イベント
 終了しました 

クリスマス サイエンス・トーク 12月20日(土曜)
「地球のしごとを撮る」  トークの様子 を掲載しています。

主催

神奈川県立生命の星・地球博物館

協力

JR東日本横浜支社小田原地区・小田急グループ

お問い合わせ先

神奈川県立生命の星・地球博物館 企画普及課
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話:0465-21-1515 ファックス:0465-23-8846