新しい地球像をもとめて[地球のからくり]
 4A01[ 大地の素顔 ]
 
大地の素顔(すがお)
Tectonic Settings
 地球をつくる岩石はさまざまです。しかし、さまざまな岩石でもいくつかのグループに分けることができます。岩石が出る場所やでき方による分けかたができます。場所ごとに特徴(とくちょう)的な岩石を見ていきます。
写真 アメリカ合衆国(がっしゅうこく)グランドキャニオン国立公園

   

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地球をつくる岩石
海でできる岩石

 
大陸(たいりく)
 大陸(たいりく)に特有(とくゆう)の岩石は、花(か)こう岩とよばれる白っぽい粒(つぶ)の大きな岩石です。大陸の花こう岩には古い時代にできたものがたくさんあります。
図表 大陸
   

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海でできる岩石

 
海洋底(かいようてい)
 海洋底(かいようてい)の一番表面には、生物の遺骸(いがい)のつみかさなったチャートの地層(ちそう)があります。その下には玄武岩(げんぶがん)や斑(はん)れい岩があります。玄武岩と斑れい岩は黒っぽい岩石です。粒(つぶ)の細かいものを玄武岩、粗(あら)いものを斑れい岩とよんでいます。海洋底の岩石は新しい時代にできたものです。玄武岩も斑れい岩も中央海嶺(かいれい)とよばれる海の中の山脈(さんみゃく)でできます。
図表 海洋底
   

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海でできる岩石

 
島弧(とうこ)
 島弧(とうこ)とは、日本列島(れっとう)のように火山のつらなった島々のことです。このような火山列島は弧状(こじょう)に配列(はいれつ)されています。大陸側(たいりくがわ)には縁海(えんかい)があり、海側には列島と海溝(かいこう)があります。島弧の岩石(がんせき)は火山(かざん)でできた安山岩(あんざんがん)で特徴づけられます。安山岩は灰色で粒(つぶ)が細(こま)かく、小さな穴(あな)がたくさんあいた(発泡(はっぽう))岩石です。列島の海側には、陸から運ばれた土砂(どしゃ)がつもっています。土砂は海溝までつづいています。
図表 島弧(とうこ)

   

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海でできる岩石

 
ホット・スポット
 ホット・スポットとは、大陸や海洋をとわず不規則(ふきそく)にある火山です。ハワイの火山はホット・スポットでできたものです。ホット・スポットは、スーパープルームから発生したものと、一回だけの小規模(しょうきぼ)なプルームとがあります。ホット・スポットの火山岩はナトリウム(Na)、カリウム(K)などアルカリ元素(げんそ)の多い玄武岩(げんぶがん)からできています。
図表 ホット・スポット
   

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