新しい地球像をもとめて[地球のからくり] |
4A09[ 岩石をつくるもの ] |
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■岩石をつくるもの Minerals 岩石は、鉱物(こうぶつ)が集まったものです。現在4,000種ほどの鉱物が知られています。新しい鉱物は今も発見(はっけん)されています。鉱物とは天然(てんねん)にでてくる結晶(けっしょう)です。結晶は原子(げんし)が規則(きそく)正しく並んだもので、一つの結晶が大きく成長(せいちょう)すると、きれいな幾何学的(きかがくてき)な形をもつことがあります。天然にはたくさんの鉱物がありますが、岩石をつくっている鉱物はそれほど多くはありません。このような岩石をつくっている代表(だいひょう)的な鉱物を造岩鉱物(ぞうざんこうぶつ)とよんでいます。 写真 アンデス山脈(さんみゃく)コルカの谷
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.関連項目: |
地球の贈りもの |
大地の素顔 |
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■鉱物(こうぶつ)の分類(ぶんるい) 鉱物(こうぶつ)は化学組成(かがくそせい)と物理的性質(ぶつりてきせいしつ)、結晶(けっしょう)の性質によって分られます。化学組成が同じでも、結晶の形や性質が違うこともあります。結晶の形やX線(エックスせん)を使って調べる結晶構造(こうぞう)や硬(かた)さ(硬度(こうど))や割れかた(へき開(かい))などの物理的性質、光学的(こうがくてき)性質などを組みあわせて分けられます。化学組成により9つの族(ぞく)に分け、その次に、さまざまな性質によって型(かた)、群(ぐん)、系(けい)、種(しゅ)などに細(こま)かく分けられていきます。普通にみられる岩石をつくる造岩(ぞうがん)鉱物はVIII族のけい酸塩(さんえん)鉱物に分られます。そして、けい酸(SiO4)の連(つら)なりかたによって、単独(たんどく)(ネソ珪酸塩)と群(ぐん)(ソロ珪酸塩)、環状(かんじょう)(サイクロ珪酸塩)、鎖状(さじょう)(イノ珪酸塩)、層状(そうじょう)(フィロ珪酸塩)、網状(もうじょう)(テクト珪酸塩)に分られます。 図表 鉱物(こうぶつ)の分類表(ぶんるいひょう)
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EPACS Museum of Natural History
EPACS 自然史博物館 |