新しい地球像をもとめて[地球のからくり] |
4A10[ 地球の贈りもの ] |
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■地球の贈(おく)りもの Jewels 鉱物(こうぶつ)には、結晶(けっしょう)の形がよくあらわれたものがあります。結晶でも、自然(しぜん)のものには完全(かんぜん)なものは少なく、多少(たしょう)の傷(きず)があります。天然の鉱物のうち、特にきれいなもの、硬(かた)くて変質(へんしつ)や変色(へんしょく)がないもの、そして少ししかとれないものを一般に宝石(ほうせき)とよんでいます。宝石は高価(こうか)ですが、やや安いものは貴石(きせき)とよび、さらに安いものは飾(かざ)り石と区別(くべつ)してよぶことがあります。宝石は、地球の営(いとな)みによってできた地球の贈(おく)りものなのです。 写真 宝石(ほうせき)
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.関連項目: |
岩石をつくるもの |
大地の素顔 |
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■誕生石(たんじょうせき) 誕生石(たんじょうせき)は誕生月(たんじょうづき)を象徴(しょうちょう)する宝石(ほうせき)です。現在、私たちが誕生石とよんでいるのは、1912年にアメリカの宝石屋さんが集まって決めたものです。古くは聖書(せいしょ)やユダヤの歴史書(れきししょ)などに12種類の宝石の話があります。しかし、宝石の種類が現在のものと同じかどうかははっきりしていません。人は古くから宝石を大切にして、そこに神秘的(しんぴてき)な力があり幸運(こううん)を招(まね)くと考えてきました。 図表 誕生石(たんじょうせき)の表
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大地の素顔 |
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■硬度(こうど) 鉱物(こうぶつ)には、それぞれ硬(かた)さがあります。一番簡単(かんたん)に調べるには、比べたい鉱物どうしをこすり合わせてみることです。傷(きず)のつかない方が硬く、傷ついた方が軟(やわ)らかいことになります。一番硬い鉱物はダイヤモンドで、一番軟らかいものは滑石(かっせき)(タルク)です。二つの鉱物の間を10段階に分けたものをモースの硬度計(こうどけい)とよんでいます。1922年、ドイツ人のモースがこの基準(きじゅん)を決めました。その間に硬度に対応(たいおう)する鉱物を10種類を選(えら)んで標準(ひょうじゅん)の鉱物としています。人間の爪(つめ)が硬度2.5、ナイフの刃(は)が硬度6.5です。宝石(ほうせき)は、真珠(しんじゅ)、サンゴ、コハクをのぞけば、硬度6以上の硬いものばかりです。 図表 硬度(こうど)の表
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岩石をつくるもの |
大地の素顔 |
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EPACS Museum of Natural History
EPACS 自然史博物館 |