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特別展関連行事 魚の会(うおのかい)平成25年度第2回講演会 神奈川県立生命の星・地球博物館共催

「日本人魚類学者の系譜 -田中茂穂から松原喜代松とその後-」

松浦 啓一 先生 (国立科学博物館特任研究員・名誉研究員)

2013年8月18日(日曜)

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2013-01-25

事前申し込み不要・当日受付

2013-08-18

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演題:「日本人魚類学者の系譜 -田中茂穂から松原喜代松とその後-

田中茂穂は日本の魚類学の父と呼ばれています。田中茂穂は日本の魚類に関する分類学的研究を総合的に行い、日本の魚類相を総括的に研究し、さらに魚類コレクションの構築を行いました。したがって、彼は正に「日本の魚類学の父」と言えるでしょう。では、田中以降の日本の魚類学はどのような研究者によって担われたのでしょうか。大きく分けて3つのグループの研究者に分けることができます。第1のグループは田中の系譜を受け継いだ東大学派です。東大学派は分類を中心に研究を進めました。第2のグループは京都大学の松原喜代松のグループで、比較解剖学に基づいて系統学的研究を行いました。第3の学派は九州大学の内田恵太郎のグループであり、稚魚の研究を進めました。また、これらのグループに属さない研究者もかなりの数に上り、分類学や系統学、生態、動物地理など様々な研究を行いました。今回の講演では日本の魚類学を担ってきた研究者について、エピソードを交えながら紹介します。

講師:松浦 啓一(まつうら けいいち)先生

1948年生まれ。東京都中央区日本橋で育ったが、子どもの頃に毎夏、房総半島で2週間余りを過ごし、魚に興味をもつ。北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。水産学博士。国立科学博物館特任研究員・名誉研究員。専門は魚類分類学。原著論文や総説は100編以上。フグ目魚類やサンゴ礁性魚類の分類や分布を中心に研究。ホタルジャコ科、ゲンゲ科、ハゼ科、ベニカワムキ科、モンガラカワハギ科、カワハギ科、フグ科など様々な分類群の新種を記載。編著書は内外で出版された65編に及ぶ。主な著書に「Encyclopedia of Fishes」(Academic Press、1998年)、「魚の自然史 水中の進化学」(北海道大学図書刊行会、2000年)、「魚の形を考える」(東海大学出版会、2005年)。「動物分類学」(東京大学出版会、2009年)。日本魚類学会会長、日本分類学会連合代表、GBIF副議長などを歴任。アメリカ魚類・両生爬虫類学会名誉会員。

講演会情報

場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階西側講義室
開催時間 14時~15時30分
料金 無料
共催

魚の会(うおのかい)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加いただければ幸いです。

 

問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館 担当:瀬能 宏
電話:0465-21-1515 e-mail:senou@nh.kanagawa-museum.jp