神奈川県立生命の星・地球博物館
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企画展

+2℃の世界
―縄文時代に見る地球温暖化―

2004年12月18日(土曜日)〜2005年2月27日(日曜日)

神奈川県立生命の星・地球博物館特別展示室
開館時間:9時から16時30分
休館日:毎週月曜日(1月10日は開館)、
     12月24日、12月29日から1月3日、1月11日
入場無料※常設展は別料金


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地球は、その46億年の歴史の中で
ダイナミックな気候変動をくり広げてきました。
寒い地球(氷期)・暖かい地球(間氷期)をくり返してきました。

およそ1万年前に氷期から間氷期へ移りかわり、
およそ6000年前に温暖化のピークを迎えました。
その温暖最盛期、神奈川では、
現在より平均海水温が約2℃、海面が約4m高くなりました。
これが“縄文海進”とよばれるできごとです。

海面の上昇により、
川崎、横浜、横須賀、逗子、鎌倉、藤沢、茅ヶ崎、 平塚、小田原などの
低地は海面下となりました。

縄文時代の地層や貝塚に残された貝をくわしく調べることは、
当時の海岸線の移動の様子や
海の古環境を知ることにつながりました。
過去の温暖化を知ることは、
これからの地球温暖化を考えるヒントになるでしょう。

縄文時代の地球温暖化は、
氷期から間氷期へ移る自然のサイクルでした。
しかし、いま起きている地球温暖化は、
人為的な要因が大きいと考えられています。
温室効果ガスである二酸化炭素の濃度は、
現在すでに過去数十万年間に知られる値を大幅に上回っています。

この企画展では、
かつて私たちの祖先が経験した、縄文時代の温暖化の様子を例に、
地球温暖化にともなう環境変化について考えていきます。


主催:神奈川県立生命の星・地球博物館/後援:神奈川新聞社,朝日新聞横浜総局,毎日新聞横浜支局,読売新聞

横浜支局,産経新聞横浜総局,東京新聞横浜支局,NHK横浜放送局,TVKテレビ神奈川/協力:JR東日本横浜支社小田原地区,小田急グループ

企画展のポスター写真

6000年前の神奈川の海岸線図
おもな展示

■地球の気候リズム〜くり返してきた氷期/間氷期〜
気候のリズム・気候変動曲線パネル

■過去の温暖化と環境〜急激におこった縄文海進〜
神奈川県における縄文時代の海岸線の変遷地図
貝類群集が示す古環境
温暖期に南からやってきた貝類とサンゴ
13万年前にもあった温暖期
羽根尾貝塚、杉田貝塚からの出土標本

■地球温暖化を考える〜わたしたちはどう生きるか〜
二酸化炭素濃度と気温変化
地球温暖化関連図書コーナー、ワークテキストにも挑戦



企画展関連行事のお知らせ


■講座『かながわで見られる縄文の海岸線と自然』 <この講座は終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。>

縄文時代、とくに6000年前ころには海水面が現在よりもおよそ4m高かったことが知られています。地球規模の温暖化による海水面の上昇が起きていたのです。平野の低いところでは陸地のずっと奥まで海が入り込んでいました。これがいわゆる‘縄文海進’です。この縄文時代の温暖化によって、海の環境はどのように移り変わってきたのでしょう?
この講座では、過去におこった地球温暖化の中で最も詳しく描き出されている縄文時代の自然環境の変化を講義と観察会を通して考えます。
18日、23日の講義では、縄文時代の自然環境について、地形、貝化石、動物化石や貝塚の分布から分かることを紹介します。19日は、三浦半島の三崎・諸磯周辺を巡り、縄文時代の海岸線を知る手がかりとなる様々な証拠を観察します。

【初日・18日】「貝化石や地形から探る縄文の海」(講義)

  • 場所:当館講義室
  • 内容:神奈川に見られる縄文海進を知るために、貝化石や地層の証拠を手がかりに自然環境の変化を紹介します。また、現在の地形と街並みをあわせながら、縄文海進時の海面の上昇と海岸線の移動の移り変わりをデジタル画像で紹介します。

【2日目・19日】「縄文の海岸線をたどる」(野外観察)

  • 場所:三浦市三崎町諸磯周辺
  • 内容:神奈川に見られる縄文海進を知るために、三浦半島の諸磯周辺にて実際の縄文時代の海岸線の証拠を観察します。

【3日目・23日】「縄文時代の人々と生きものたち」(講義)

  • 場所:当館講義室
  • 内容:貝塚の動物骨からわかる縄文時代の哺乳動物相を現在と比較します。また、縄文時代におけるイノシシの大きさの変化を本州と沖縄を例に比較します。海面が高かった縄文時代において、残されている貝塚の分布から縄文時代の人と自然の環境を紹介します。


■講演会『温暖化に伴う環境の変遷』<この講演会は終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。>

 地球温暖化問題に関わる各分野の第一線で活躍する研究者たちが、それぞれの切り口から「過去・現在・未来の地球」を語ります。
 極北シベリアの永久凍土、サンゴ礁の白化、海面上昇と三角州といった話題から、地球温暖化について考えてみましょう。

講演会要旨

ポスター(PDFファイル・270KB)
※A3サイズ1枚に印刷できます。
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