学芸トピックス―瀬能 宏―
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ヒメタツに関する学芸員の瀬能のコメントが新聞に掲載されました

ヒメタツに関する学芸員の瀬能のコメントが新聞に掲載されました

2018年6月10日更新

学芸員の瀬能によるヒメタツの生息状況に関するコメントが、2018年6月5日付けの西日本新聞朝刊に掲載されました。この記事は、熊本県水俣市で地元ダイバーにより継続的に観察されているヒメタツの生態を報じたものです。

ヒメタツは2017年に韓国や国内の研究者と共同で新種記載したタツノオトシゴ属の魚(※)で、日本海から東シナ海にかけて分布しています。水俣を含む九州西岸は、ヒメタツの分布南限に相当し、太平洋岸を中心に分布するタツノオトシゴとの分布境界であることが確認されています。近縁な関係にある両種が共存する海域での調査を進めれば、両種の種分化の謎に迫れるかも知れません。


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2018年9月4日追記

  • 2018年7月26日付け読売新聞熊本地域版に掲載されたヒメタツに関する記事でも瀬能のコメントが掲載されました。