古期カルデラの形成後、カルデラ内に粘性の低い溶岩が噴出し、新期外輪山のもととなる楯状火山をつくりました。マグマの粘性は低いにも関わらず、マグマの二酸化ケイ素(SiO2)含有量は高かったようです。この時にできた山には、浅間山や鷹巣山、屏風山などがあります(その後のカルデラ形成により山の形は変わっています)。 この時期の噴火では、大量の軽石を2万年という比較的短い期間で噴出しました。主要なテフラとしては、KlP-7(三ツ組パミス)、KlP-13(ピンクパミス)、KmP-1(吉沢A)などがあります。