度重なる噴火により、火山体の地下に空洞ができたことで山体が陥没し、カルデラを形成しました。カルデラとは円形の輪郭を持つ火山性の凹地で、直径が約2km以上のものです。カルデラは一度の大噴火でできたのか、度重なる噴火で段階的にできたのかは不明です。この時期の噴火には、大量の軽石と大規模な火砕流を伴う大噴火が多く見られました。主要なテフラとしては、TCu-1(ドーラン、ホンガラ)や、TB-1(ハムパミス)、TAl-3(白雪パミス)、TAm-1(アラレ、α)、TAu-12(真鶴パミス)などがあります。