催し物
神奈川県立生命の星・地球博物館
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魚の会(うおのかい) 令和7年度第2回講演会「イカなのに歩く?!海底をのんびり歩くハナイカの不思議」

魚の会(うおのかい) 令和7年度第2回講演会「イカなのに歩く?!海底をのんびり歩くハナイカの不思議」

イカーその美しくも愛らしい生物は、不思議に満ち溢れています。知能の高さから海の霊長類と呼ばれ、墨を吐き、瞬時に体色変化を行います。彼らは貝から進化し、体を守る硬い貝殻を体内にしまいました。それにより、軟体動物の中では最も高い運動能力を有し、海洋を広く3次元的に利用することに成功しました。運動能力はイカの繁栄の鍵となるため、イカの運動様式の知見はイカの多様性を理解する上で非常に重要です。なんと、イカの運動様式は遊泳のみではなく、飛ぶイカ、歩くイカ、砂に潜るイカ、上昇流を滑翔するイカ、漂うイカもいます。本講演では、その中でも歩くイカである「ハナイカ」について私が行った研究を紹介します。

ハナイカは、腕やフラップを使って、犬や猫などの四足動物のように四足歩行を行います。歩くためにどんな仕組みがあるのか?骨がないのにどうやって運動しているのか?など、ハナイカを中心に、イカの魅力をお話しいたします。

ハナイカ(野村恵一撮影)
下から観察したハナイカ(大村文乃撮影)
ハナイカ c? Yuko_Maeda(黄金崎ダイビングセンター前田優子撮影)
ハナイカ孵化後 c? Toshimi Sakurai櫻井季己撮影)

講師:大村文乃(おおむら あやの)三重大学生物資源学研究科リサーチフェロー

東京都生まれ。東京海洋大学海洋環境学科卒業、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。東京大学農学特定研究員等を経て、現在は三重大学生物資源学研究科リサーチフェロー。専門はイカ類の生態学、形態学。コウイカ科に焦点を当て、特にハナイカの研究に力を入れている。また、海洋生物絵本作家としても活動している。『福音館書店「かがくのとも イカ」』『いっしょにいきる ヤドカリとイソギンチャク』など。

開催日 2025年8月3日(日曜)
場所 神奈川県立生命の星・地球博物館 1階 西側講義室
開催時間 14時から15時
申し込み 事前申し込み不要・当日受付
料金 無料
主催

魚の会(うおのかい)

「魚の会(うおのかい)」は、研究や産業、趣味を通じて「魚」に携わる人々が気軽に集い、親睦をはかり、あわせて水圏の環境保全に寄与することを目的として活動しています。第一線で活躍されている著名な先生をお招きして開催している年4回の講演会には、どなたでも自由に参加できます。お知り合いの方もお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館 担当:和田英敏
電話:0465-21-1515 e-mail:wada.kpm-ni@nh.kanagawa-museum.jp