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神奈川県立生命の星・地球博物館
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初三郎が描いた大雄山最乗寺を比べる

【ミニ企画展示】初三郎が描いた大雄山最乗寺を比べる

この展示は終了しました

当館では、吉田初三郎が描いた鳥瞰図をいくつか所蔵していますが、その中から南足柄市にある大雄山最乗寺周辺を描いたものを紹介します。大正11年と昭和5年に作成されたものがあり、同じ場所を描いているのにも関わらず、見た目の印象が大きく異なっています。
ここでは、この2枚を紹介し、描かれている名所旧跡だけではなく、地形表現や描いているアングルについて紹介していきます。

2025年の夏には、このような鳥瞰図を題材にした展覧会を開催します。お楽しみに。

道了大薩 鎮座大雄山名所図絵 大正11(1922)年

大雄山最乗寺境内交通名所御図絵 昭和5(1930)年

地形の表現について
大正11年版は、北東側から見た箱根火山を中心に、相模川の流れを強調した足柄平野が目立ちますが、地形の起伏は弱い感じがします。左側の相模湾沿岸はかなり湾曲していて三浦半島や房総半島まで描かれています。
これに対し昭和5年版は、最乗寺から強羅までを結ぶロープウェイを書き込むために箱根火山の内側まで描いていて、覗き込むような表現になっています。早川の渓谷は、流れの中にある岩石や渓谷斜面の色彩表現によって、急な流れを表現しています。

描かれているアングルの再現

大正11年版に描かれている松田・十文字橋周辺

昭和5年版に描かれている小田原から松田周辺

この展示は、JSPS科研費19K01149、19K13451、23K00965の助成を受けた研究成果の一部を使用しています。

2024年度【ミニ企画展示】初三郎が描いた大雄山最乗寺を比べる

開催期間 2024年11月13日(水曜)から12月8日(日曜)
開催時間 9時から16時30分(入館は16時まで)
開催場所 情報コーナー(2階ライブラリー入口)
休館日 休館日案内をご覧ください
観覧料 無料 ※常設展示室への入場には観覧券が必要です。