スタッフ紹介
石田祐子 (ISHIDA, Yuko)
氏名 | 石田祐子 (ISHIDA, Yuko) |
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所属 | 動物・植物グループ 学芸員 |
専門 | 植物生態学・植生学 |
i-yuko@nh.kanagawa-museum.jp | |
維管束植物を担当しています。 森があったり、湿地があったり、舗装道路の隙間に植物が生えていたり…。植物はのびのび生活できそうな場所はもちろん、一見そうではなさそうな場所にも生育しています。それぞれの植物がどんな戦略をもって生育しているのか。私は、そんな植物の生きざまに興味があり、植物の分布とその生態についての研究を行っています。 |
2020年10 月 1日 更新
資料収集(あつめる)

植物の分布の記録となるさく葉標本を集めています。
調査・研究(しらべる)

一見、平らに見える草原も、微細な地形に応じた環境の違いで異なる植物群落が成立しています。その群落の成立する鍵になる要因とは何か?そんなことを考えながら、どこにどんな植物が生えているのか、それぞれの植物がどんな環境に生育しているのか調べています。

森林の樹木が何らかの理由で枯れると、その空いた場所をめぐる樹木の競争が起こります。次にその場所を占めるのは同じ種の樹木でしょうか、これまでとは違う種の樹木でしょうか…。森林がどのように世代交代をしているのかを明らかにするため、森林を構成している樹木の太さや高さを調べています。

また、地域のフロラ(植物相)を調べるため、現地調査のほか、収蔵庫に納められた標本の調査を行っています。
展示(みせる)
2019年度 ミニ企画展:ウメ-花のつくりと形-
ウメの花のつくりを解説し、ウメの栽培品種の花の写真を展示しました。また、バイカウツギなど、名前に「梅」がつく植物をご紹介しました。
教育・普及(つたえる)
植物を楽しむきっかけになるような講座等を実施しています。
シダ植物の調べ方に関する講座を担当するほか、観察会等も行っています(詳細はイベントページへ)。


普及的著作等(抜粋)
- 石田祐子, 2020. フレキシブルなダケカンバ.自然科学のとびら,26(2): 14–15.
- 石田祐子, 2019. 岩場に生きる植物 ハコネコメツツジ. 神静民報.
- 石田祐子・藤田淳一・大塚孝一, 2017. 過去・現在・未来の情報源 さく葉標本 ―その作製方法―. 長野県植物研究会誌 50 :145-152.