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貝殻のふしぎを調べよう「キサゴ」
キサゴという巻貝は、色や模様の変異が大きいことで知られています。相模湾でもたくさん採集されるこの巻貝を題材に、色やかたちの変異について分析を行いました。
それぞれの色になかま分けをしてグラフを作って比較したり、ノギスを使って殻のサイズを測定して、グラフを作ったりしました。
1. グループごとに配られたキサゴを観察し、グループで話しあって何種類の色になかま分けをするか決めていきます。
2. それぞれの色ごとに数を数え、円グラフを作りました。
3. ちょっとした余興ですが、実際のキサゴを色ごとに並べて、円グラフを作ってみました。その結果を、自分が作成したグラフと比べて見て、実際に同じような割合になっていることを確認しました。
4. ノギスを使ってキサゴの殻の直径と、殻の高さを測定します。
5. 測定したキサゴの殻の高さを殻の直径で割った比率を計算で求め、キサゴの殻の偏平率(どれだけ平べったいかたちをしているかを示す指数)を求めます。
6. どれくらいの偏平率のものが何個いたかを数え、その頻度を示すグラフを作成しました。全員の結果を足し合わせたグラフが釣鐘状になることを確認し、平均的なものの数が多く、極端に平べったいものや極端に尖っているものは数が少ないことをグラフからも読み取りました。
場所 | 当博物館 実習実験室 |
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講師 | 学芸員 佐藤武宏・田口公則 |
開催した日 | 2017年7月23日 |