過去のイベント
トップページ
イベント情報
過去のイベント
貝殻のふしぎを調べよう「アサリ」

貝殻のふしぎを調べよう「アサリ」

身近なようで案外知られていないアサリの貝殻を題材として、貝の色彩的なバリエーション、殻の外形の変異、成長に伴って殻の外形が変化するのかどうかを比較しました。最初は色を確認して数を数えてその割合の円グラフを作る、という単純な作業からはじめ、デジタルノギスで測定した殻サイズの値から殻の外形を示す指数を算出してその変異をグラフ化したり、デジタルノギスで測定した殻の長さと電子天秤で測定した殻の重さの関係から成長のしかたを視覚化する、という作業まで、小学生でも解る内容から大学の授業レベルまでの生物統計学の入門を体験しました。  

 

説明画像1

1. 講座で体験するメニュー。小学生レベルから大学生レベルまで、一日で一気にステップアップします。

説明画像2

2. デジタルノギスでアサリの殻のサイズを測定します。

説明画像3

3. アサリの殻の重さは電子天秤で測定しました。

説明画像4

4. アサリの殻の内面の色のバリエーション。一人一人が数を数え、全員分足し合わせてグラフを作成しました。

説明画像5

5. アサリの殻の長さと高さを測定し、計算によって外形を示す指数を求め、全員分足し合わせてグラフを作成しました。よく見ると一人一人の測定誤差がグラフに影響を与えていることが判ります。

説明画像6

6. アサリの殻の長さと高さの関係。成長ステージに関わらず、常に「長さ×0.7が、ほぼ高さ」という関係に則って成長していることが判りました。 

場所 当博物館 実習実験室
講師 学芸員 佐藤武宏
開催した日 2016年8月20日