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秋の地形地質観察会―箱根登山鉄道沿線の地形と石材―

秋の地形地質観察会―箱根登山鉄道沿線の地形と石材―

生命の星・地球博物館から小田原駅に至るコースで、箱根火山の生い立ちと早川の流路を考えながら、地質や地形、道中で見られる石材を観察しました。当館の学芸員のほか、県立歴史博物館の学芸員も講師として参加して、岩石・石材を自然科学的視点と人文科学的視点の両面から解説しました。

 

内容紹介1

1.  生命の星・地球博物館の前庭で、箱根火山の生い立ちと入生田周辺の地形や地質について解説をしました。

内容紹介2

2.  山神神社の境内にて、風祭石の解説をしました。風祭石は、約6.6万年前の箱根火山最大の噴火で流された火砕流が溶結してできた溶結凝灰岩です。入生田から風祭にかけては石材として使われてきました。

内容紹介3

3. 道端にある石祠に使われている石材を解説しました。ここで使われている石材は、湯河原町で採れる白丁場石という溶岩です。山下学芸員が溶岩としての石材の解説を行った後、丹治学芸員(県立歴史博物館)が有名建造物に使われた事例を解説しました。

内容紹介4

4. 正面奥の山が富士山(ふじやま)です。丹治学芸員による北条氏とのかかわり、新井田学芸員による箱根登山鉄道と地形のかかわり、そして山下学芸員が富士山の成因などを解説しました。

内容紹介5

5. 地面に広げられている資料は、箱根板橋周辺の微地形を色分けしたものです。ここでは田口学芸員が、微地形をうまく利用して小田原用水をつくったことを解説しました。

内容紹介6

6. 小田原城址公園内にある小さな露頭です。ここでは、約6.6万年前の噴火で流れてきた火砕流を観察しました。

場所 入生田から小田原
講師 学芸員 山下浩之田口公則新井田秀一 県立歴史博物館 丹治雄一
開催した日 2021年11月3日