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ヤマアカガエル

ヤマアカガエル

博物館にある池では、春になるとたくさんのオタマジャクシを見ることができます。オタマジャクシたちの成長の様子を紹介します。

 

ぼくたちはヤマアカガエル。ふだんは、山や草むらにすんでいるよ。でもオタマジャクシ( 幼生 ようせい)のころにすんでいるのは、ここ、博物館の池。この池で、卵→オタマジャクシ→子ガエルへと成長するよ。

 

寒い冬に、 冬眠 とうみん から起きたオスとメスのカエルが池で出会い、卵を産むよ。卵を産み終わった親ガエルは、暖かくなるまでもう一度眠るよ( 春眠 しゅんみん )。

毎年、この池でたくさんの卵が産まれるんだ。

黒くて丸いつぶつぶだったぼくらは、冷たい水の中で成長してだんだん細長い形になっていくよ。小さなオタマジャクシになると卵から出ていくよ( 孵化 ふか )。

 

オタマジャクシのぼくらは、池のかべなどに生えている などを口でけずりとって食べるよ。

もりもり食べて大きくなるんだ。

 

ぼくたちは、オタマジャクシからカエルへと成長するよ(変態へんたい )。

まずはじめに小さな後ろ足が生えてくるよ。しっぽのつけねあたりに生えてきたのが分かるかな?

後ろ足がだんだん大きくなっていくよ。 立派 りっぱ になってきたでしょ。

次に左側の前足が生えてくるよ。

次に右側の前足。これで前足と後ろ足がそろったよ。

足が生えそろったら、いよいよしっぽが短くなるんだ。

だんだん短くなってきたのが分かるかな?

そして、 上陸 じょうりく !すっかりカエルらしい体つきになったでしょ。

水中生活では、えら 呼吸 こきゅう だったけど、 はい 呼吸へと変化するんだ。陸上生活への 準備 じゅんび がととのってきたよ。

池から山へ移動して、虫などを食べながら成長するよ。そして大人のカエルになって、この池に戻ってくるんだ。

ぼくたちはこうやって成長していくよ。3月から6月に博物館に遊びに来た時には、ぜひ前庭にある池をのぞいてみてね。 

もっと詳しく知りたい人へ
(自然科学のとびら)
 ヤマアカガエル
ガイド