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自然との共生を考える

自然との共生を考える

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自然との共生を考える展示室の画像

自然との共生を考える展示室3階の画像地球の環境 地球と人類 地球と生命

Ⅰ 地球の環境

地球は生命を生み、生命は地球の環境を変えて「生命の星」にしてきました。
そして現在、人類は、この豊かな地球環境を急激に変えつつあります。
地球環境問題としても話題になっている「環境とは何か」を考えます。

さまざまな地球環境に生きる Man Adapts to Various Environments

さまざまな自然環境に生きる映像の画像

地球には、さまざまな自然環境があり、人びとは、その環境に適応して活動をつづけています。
砂漠や草原で放牧をする人、サンゴ礁で漁業を営む人、寒帯のツンドラで狩猟する人、熱帯の水田で稲作をする人などさまざまです。また、大都会で生活する人や、南極大陸や宇宙空間で研究に励んでいる人もいます。これらの人びとは、すべて動物や植物と同じように、自然からの「恵み」を受けて生活していることに変わりはありません。

生物どうしのつながり The Ecosystem

ミクロコズム

動物は、植物やほかの動物を食べ、またほかの動物に食べられています。この「食べる・食べられる」という関係を「食物連鎖」といいます。これは、植物が無機物からつくった有機物を受け渡す流れですが、有機物を無機物に分解する流れもあります。この流れの中で、エネルギーが移動し、物質が循環しています。自然界は、これらが組み合わされて、つり合いが保たれています。

地球圏システム The Global System

エネルギーの流れの展示の画像

生き物のあいだの食物連鎖は、植物が光合成によってつくった有機物を通じておこなわれる「エネルギーの流れ」で、太陽エネルギーによって支えられています。この流れの中で、有機物をつくっている炭素、チッ素、酸素などの物質は、生産者、消費者、分解者をふくめた自然界を循環しています。この物質循環は、生命にとってたいへん大切で、大気・水・土・生物のつり合いなどに深くかかわっています。

Ⅱ 地球と人類

自然界では、土・水・地表と生き物のあいだで、物質の循環がおこなわれ、それらのつり合いが保たれています。
生き物の一員である人類の活動が、このつり合いの中で与えている影響を、物質の循環から考えます。

私たちはどこから来たの Early Life Style of Man

マジックビジョン映像の画像

緑におおわれた地球に人類が現れたのは、地球の歴史の中では、つい最近のことです。
もっとも原始的な人類である猿人の仲間がアフリカの東部で生活していたのは、約700万年前のことです。人類が現れてからしばらくのあいだは、野生の動物や植物を食物とし、自然の一員として生活をしていました。そのころの人類は、食物をもとめて移動し、人口の増加もわずかなものでした。

地球はいま The Earth, Today

複雑な関係映像の画像

生き物をふくめた自然環境は、大気、水、地表などと、生物とのあいだに物質が循環することによって、つり合いが保たれています。地球に生命が誕生してから現在まで、生物がまったく生存できなくなるような、環境の大きな変化はありませんでした。
ところがいま、人類の活動によって、生き物の生存がおびやかされるようなさまざまな変化が、自然環境に現れています。

 地球と生命

「かけがえのない地球」は、決して人類だけのものではありません。
多様なすべての生き物と「共に生きる」ということは、どういう意味をもつのでしょうか。
また、私たちは何をしなければならないのかを考えます。

 

地球と生命の画像

学芸員の展示余話

展示室で語り切れない特別な内容を紹介します。