学芸トピックス―苅部治紀―
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日本のトンボ学の先駆者、故奥村定一氏のコレクションが寄贈されました

日本のトンボ学の先駆者、故奥村定一氏のコレクションが寄贈されました

2013年2月2日更新

国内外のトンボを主体として約3,000点以上からなる「奥村コレクション」は、キイロヤマトンボその他のタイプ標本や、戦前戦後にかけての東京23区内 をはじめ、今では絶滅してしまった産地での各種の標本など、昔の環境をうかがい知ることのできる資料が多く含まれています。これらのほか、日本のトンボ学 の黎明期より活躍された奥村定一氏(1899-1988)が収集された文献資料や、論文や書籍で使用された原図、下図やスケッチなども、標本類とあわせて 当館に収められることになりました。

 

トンボの標本の数々
古い標本は、昔の自然を物語る歴史的な遺産でもあります