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秋の地形地質ウォーキング
東山北駅から尺里、高松、最明寺史跡公園を通って松田駅まで歩きながら、大地をかたちづくっている岩石(地層)と地形を観察する講座です。箱根火山がつくった地形、プレートの境界部でたまった足柄層群の地層、丹沢層群の凝灰岩や石灰岩、富士火山の噴出物などを観察することができました。また、プレート境界である神縄断層や国府津—松田断層などがつくる地形を観察しました。
1. 奥には箱根火山の外輪山。手前の矢倉岳や丸山は、足柄層群の地層でできています。
2. 江戸時代に人工的に川の流れを変えるまで、山北の町には皆瀬川が流れていました。遠くに見える富士火山の噴火の影響です。
3. 丹沢層群中にはマンガンに富む部分があります。マンガンを含む鉱物をハンマーで割り、観察しました。
4. 高松分校横の立川ローム層。黒いスコリアの層が見えます。
5. 最明寺史跡公園周辺で見られる、足柄層群の礫岩です。
6. 酒匂川がつくった足柄平野のながめ。このあたりを国府津—松田断層、松田北断層、日向断層が走っています。
場所 | 松田山周辺(山北町~松田町) |
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講師 | 学芸員 石浜佐栄子・笠間友博・山下浩之・平田大二 |
開催した日 | 2014年11月3日 |