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中学生火山講座「城ヶ島」~多様な火山噴出物~
城ヶ島西部に分布する新第三紀の三崎層に含まれる様々な火山噴出物を色や粒子の大きさで分類したり、中に含まれる斑晶鉱物の観察や柱状図を作成して地層の重なりを調べたりしました。
これらの火山噴出物は適宜ホットメルトで剥ぎ取り、台紙に貼り付け、実物標本として整理しました。台風の高潮によって浸み込んだ海水の影響で、露頭表面には塩分が析出していましたが、波に洗われた露頭は、細かい堆積構造が立体的に浮き出て見えていました。
風が穏やかな暖かい日で、参加した中学生は、観察に集中することが出来たのではないかと思います。
(この講座は日本科学協会の笹川研究助成による助成を受けました)
1. 露頭全体を見て、どの様な火山噴出物があるか観察しています。
2. 露頭にメジャーを当てて柱状図を作っています。
3. ライターでホットメルトを融かし露頭にあて、接着した試料をハサミで切り、台紙に貼り付けます。
4. ホットメルトが冷めるのを待って剥がし取ります。
5. さまざまな火山噴出物を貼った台紙です。
6. 実物試料を貼り付けた柱状図です。
場所 | 三浦市城ケ島 |
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講師 | 学芸員 笠間友博、石浜佐栄子、新井田秀一 |
開催した日 | 2017年12月23日 |