【特別展】大空の覇者 -大トンボ展-
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この展示は終了しました。
展示内容紹介
トンボは、昔から日本人にはとても身近な生き物でした。今回の特別展では、体長13cmを超える世界最大のトンボ、2cmしかない世界最小のトンボや美しい羽のトンボなど、1500種を超える当館秘蔵の世界的なトンボコレクションを公開します。日本で記録のあるすべての種類の標本が見られるほか、化石、生態写真、ビデオ、トンボをモチーフにした美術品など、あらゆる角度からトンボの世界を紹介します。また、絶滅が心配されるトンボたちと彼らを守る保全活動、地球温暖化によって急速に北上する種類、外来種問題とトンボなど最新の環境問題もわかります。
あなたも、魅力あふれるトンボの世界にふれてみませんか?
展示解説書
「大空の覇者 -大トンボ展-」(A4判 165ページ フルカラー 1000円)目次(1335KB)は当館ミュージアムショップにて発売しています。完売しました
特別展示室入口
入り口のエントランス側には、箱根ラリック美術館とのコラボ企画があります。ラリックの作品とそれをトンボ標本で再現しました。

ラリックの美術・装飾品

ウェルカムボード(トンボでできています!)
日本のトンボ
日本産のほぼ全種(203種)を標本と生態写真で展示しています。

1.日本のトンボ生態写真1

2. 日本のトンボ生態写真2

3. 日本のトンボ標本

4. 日本のトンボの系統の説明と生息環境
世界のトンボ
世界中から収集されたトンボたちです。日本のトンボからは信じられないようなキレイな種類や、大型の種類など、多様な世界を堪能してください。

1. 世界のトンボ

2. 世界のトンボ
神奈川のトンボ
神奈川県内で記録されているトンボ標本全種を展示。県内から絶滅した種の標本(オオモノサシトンボ、オオセスジイトトンボ、オオキトンボなど)もあります。
神奈川のトンボ
ヤゴの展示
ヤゴの標本展示
1. ヤゴ
(羽化殻標本とパネルによってヤゴの多様な世界を展示。)
ヤゴの生体展示
2. ヤゴのミニ水族館
(生きたヤゴが見られます。止水性の種(ギンヤンマ)、流水性の種(キイロヤマトンボ、オニヤンマ)を現在展示中です。)
トンボの化石
世界各地で収集されたトンボの化石を恐竜の化石と一緒に展示。トンボは恐竜がいた時代から生きている起源の古い昆虫なんです。
1. トンボの化石
トンボと文化
日本人にはとてもなじみ深い昆虫であるトンボは、かつては武具として、現代でもさまざまなアートや日用品の素材として使われています。

1.トンボの雑貨

2. トンボのあしらわれた武具

3. トンボの焼き物

4. トンボアクセサリー
5.トンボの切手

6.切り絵・俳句

7.トンボの古図譜と原画
トンボの雑学
最新の知見にもとづいた、トンボの保全、生態、外来種問題、農薬被害など、トンボに関する様々なトピックスをとりあげます。

1.保全活動実例の解説

2. 解説(海辺とのかかわりや北上する種など)

3. 解説(外来種とトンボ)

4. ヤンマタケ(冬虫夏草)

5.トンボの雑種や雌雄型

6.生態トピックス
巨大トンボ模型(滋賀県立琵琶湖博物館所蔵品)
約50倍に拡大されたメガネサナエです。すごい迫力!

1. 巨大トンボ(メガネサナエ幼虫と成虫)

2. 巨大トンボ(メガネサナエ♂成虫)
関連行事
観察会・教室
◆トンボの切り絵教室(事前申し込み不要)<終了しました>
【日時】 8月26日(日曜)、9月30日(日曜)、10月28日(日曜)、11月4日(日曜) 9時30分~12時、13時~16時
【会場】 当館特別展示室内
【内容】 入門編から上級者まで5パターンの切り絵を用意しました。好きな色の折り紙に型紙から 写して切り抜いていきます。完成品はお持ち帰りいただけます。
◆細密画教室(事前申込制)<終了しました> ※全日程(3日間)の参加が条件です。
この講座では、小さく細かな体の造りをもった昆虫を材料に、それをどのように観察するべきか、 絵に描くことを通じて、その観かたをご紹介します。また、絵は「描く」ことの楽しみもあります。
今回は、対象への観察を深めながら、細かな手作業もあわせて楽しみましょう。
【日時】 10月14日(日曜)、10月21日(日曜)、10月28日(日曜)
各日とも10時~15時
【場所】 当博物館
【対象】 小学4年生~大人
【定員】 10人 【申込締切】 10月2日(火曜)
◆最大のオニヤンマを探せ!
オニヤンマは日本最大のトンボです。1匹ずつ違いはありますが、体長は大きいもので11cmを 超えるものもいます。また、地域によって大きさに違いがあったりします。そんなオニヤンマの中で、 最も大きなオニヤンマを探してみませんか?

【参加方法】
-
体長を測る:頭の先から腹部の先まで、定規やノギスを用いて測定します。
※必ず実物か写真(定規やノギスを横に置いた状態の写真)を用意してご参加ください。 - 参加可能なオニヤンマは2012年度に採集したものに限ります。
【応募方法】
-
次のメールアドレスに画像を添付してお送りください。
paruki@nh.kanagawa-museum.jp (画像ファイルサイズは5MB以内) - 直接当館へのお持込も可能ですが、必ず事前にご連絡ください。
【応募期限】 9月30日(日曜)まで <募集は締切りました>
日本最大のオニヤンマを探せ! 結果発表
◆◆オニヤンマ♀部門◆◆
1位 神奈川県厚木市採集 120mm 村田由多加さん
2位 東京都町田市採集 108mm 坂本壮史さん
3位 静岡県浜松市採集 101mm 小林真司さん
◆◆オニヤンマ♂部門◆◆
1位 神奈川県厚木市採集 110mm 村田由多加さん
2位 神奈川県小田原市採集 98mm 長崎光則さん
神奈川県小田原市採集 98mm 松本洋一さん
3位 神奈川県小田原市採集 97mm 青木真宏さん
◆トンボで俳句(事前申込制) <終了しました>
野外でトンボを観察しながら俳句を作り、句会を行います。 俳句を作ったことがなくても大丈夫。
講師が俳句の作り方を説明し、実作のアドバイスをします。
俳句を作ることで、トンボの生態や人との関わり、周囲の環境など、新たに気づくことがあるかもしれません。
【日時】 10月7日(日曜) 10時~15時
【場所】 南足柄市内山
【対象】 高校生~大人
【定員】 15人
【費用】 1人1日50円(傷害保険代)
【申込締切】 9月25日(火曜)
◆トンボ観察会(事前申込制) <終了しました>
夏に見られるトンボを観察します。
昼の部では、池に生息するトンボを観察し、日本の伝統芸である「ヤンマ釣り」も体験します。
夕方の部では、日没前後にのみ活動する「黄昏活動性」のヤンマ類を観察します。
【日時】 8月18日(土曜)、9月1日(土曜)
各日とも(昼の部)9時~11時
(夕方の部)17時~18時30分
【場所】 8月18日は横浜市内を予定
9月1日は神奈川県西部を予定
【対象】(昼の部)小学生~大人
(小学3年生以下は保護者同伴)
(夕方の部)中学生~大人
(中学生は保護者同伴)
【定員】 昼の部:各20人、夕方の部:各15人
【費用】 1人1日50円(傷害保険代)
【申込締切】 8月18日開催分は8月7日(火曜)
9月1日開催分は8月14日(火曜)

◆折り紙トンボ(事前申し込み不要)<終了しました>
【日時】 10月13日(土曜)、 10時~12時、13時~15時
【場所】 当館特別展示室内
【内容】 折り紙を使って、トンボやいろいろな昆虫を作りましょう。
◆トンボ生態写真撮影入門(事前申込制)<終了しました>
生き生きしたトンボの姿を、鮮明な写真に残しましょう。
対象は、おもにこれからトンボの撮影をはじめる方ですが、特に限定しません。
デジタルカメラ(コンパクト、レンズ交換式どちらも可)をお持ちの上ご参加ください。
【講師】 昆虫写真家 尾園 暁
【日時】 8月19日(日曜)
9月23日(日曜)
10月14日(日曜)
各日とも9時~12時
【場所】 南足柄市もしくは秦野市
【対象】 中学生~大人
【定員】 15人
【費用】 1人1日50円(傷害保険代)
【申込締切】 8月19日開催分は8月7日(火曜)
9月23日開催分は9月11日(火曜)
10月14日開催分は10月2日(火曜)
コンクール
◆トンボフォトコンテスト
【部門】 チャレンジ部門(初心者の方)、一般部門 の2部門
【応募点数】 一人3点まで(作品の返却はしません)
*著作権は撮影者に帰属します。ただし当博物館が印刷物等に利用できるものとします。
*応募作品は9月7日(金曜)から特別展示室に展示中です。
*入選作は10月18日(木曜)から展示中です。
【応募方法】 プリント(A4~A3ノビまで、ワイド6切~半切まで)を当博物館に送付
(持参も可)
【応募期限】 8月31日(金曜)当日消印有効 <募集は締切りました>
【作品送付先】 〒250-0031
神奈川県小田原市入生田499
神奈川県立生命の星・地球博物館
「フォトコンテスト」係宛
トンボフォトコンテスト結果発表
◆一般部門◆
グランプリ 中田達男「オオシオカラトンボの羽化」
準グランプリ 渡利純也「水鏡(クロイトトンボの羽化)」
審査員特別賞 中田達男「アオイトトンボ(オス)」
優秀賞 國友重之「ショウジョウトンボ(オス)」
◆チャレンジ部門◆
グランプリ 長崎和則「キトトンボとった」
ユーモア賞 鎌田高行「ぼくはツノトンボ(ダビドサナエ)」
敢闘賞 長谷川恵一「あっ 雨(コフキトンボ異色型メス)」
技能賞 渡利純也「マルタンヤンマの黄昏飛翔」
◆トンボ絵画コンクール
【部門】 小学生の部、中学生の部、一般(大人)部 の3部門
*分野は特に設けておりません。
*応募作品は10月10日(水曜)から特別展示室で展示中です。
【応募点数】 一人3点まで(作品の返却は当博物館まで受取に来られる方に限ります)
*著作権は本人に帰属しますが、場合によっては、著者の了解、合意を得て当博物館の印刷物上に掲載することもあります。
【応募方法】 B4~A3程度の作品を当博物館に送付(持参も可)
【応募期限】 8月31日(金曜)当日消印有効
※9月30日(日曜)当日消印有効に延長しました。<募集は締切りました>
【作品送付先】 〒250-0031
神奈川県小田原市入生田499
神奈川県立生命の星・地球博物館
「絵画コンクール」係宛
トンボ絵画コンクール結果発表
◆一般部門◆
グランプリ 清水ももこ「夕日の中のトンボ」
準グランプリ 鈴木 中「クロスジギンヤンマの♂」
審査員特別賞 根元正弘「極楽トンボ「オニヤンマとヤンチャな阿修羅像」」
奨励賞 元岡まや「トンボの顔」
◆小中学生の部◆
グランプリ 根元智央「おにやんま」
準グランプリ ほんぼうさなえ「二匹のトンボ」
奨励賞 小平澤佑香「トンボの旅」
長崎久桂「トンボ採り」
努力賞 長崎光則「突っ切るマルタンヤンマ」
ほんぼうたいしん「とんぼ」
鈴木啓太郎「イトトンボの交尾」
鈴木滉二郎「トンボのさんらん」
第102回 サロン・ド・小田原「トンボの世界の魅力」<終了しました>
【話題提供】 苅部治紀(当館学芸員)
【日時】 8月25日(土曜) 17時30分~
【場所】 当館講義室
【対象】 どなたでも
【費用】 無料
国際トンボ学会議(2012 International Congress of Odonatology)<終了しました>
【日時】 7月28日(土曜)~ 8月2日(木曜)
【会場】 当館 SEISAミュージアムシアター
※一部一般観覧可能なパートあり
一般向けイベント
◆特別講演会「世界のトンボ、その魅力と保護」 <終了しました>
海外の著名な研究者らによる最新のトンボ研究の話題を紹介します。
【日時】 7月28日(土曜) 13時~16時40分
【会場】 当館 SEISAミュージアムシアター 入場無料・事前申し込み不要
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「トンボを通して里山の姿を描く -日本とロシア極東を舞台に-」
永幡嘉之 氏(写真家) -
"Reproduction without sex: the origin and status of Ischnura hastata in the Azores archipelago"
「性のない生殖-アゾレス諸島のイトトンボの起源と現状」
アドルフォ コルデロ リヴェラ教授(スペイン) -
"Future landscapes for conservation"
「保全にむけての未来の景観」
マイケル J. サムウェイズ教授(南アフリカ共和国)
※逐次通訳つき
◆ミニコンサート「とんぼの歌を集めて」<終了しました>
【合唱団】アンサンブルおたまじゃくし
【日時】 7月28日(土曜) 11時~ 12時~〔各30分程度〕
【場所】 当館 SEISAミュージアムシアター
【曲目】
- とんぼのメガネ(童謡) 作詞:額賀誠志 作曲:平井康三郎 編曲:赤堀絵里子
- トンボの思い出(NHKみんなの歌) 作詞:わせ・たまみ 作曲:中田一次 編曲:赤堀絵里子
- サトウ・ハチローの詩「とんぼの歌」朗読
- とんぼの絵描き歌(ステージで描きながら)
- 四つのおじゃみ歌(和歌山のわらべ歌)
- 赤とんぼ 作詞:三木露風 作曲:山田耕筰 編曲:信長貴富
その他
◆竹とんぼ
10月実施予定
※詳細が決まり次第、内容を掲載します。
展示概要
2012年度特別展「大空の覇者 -大トンボ展-」 | |
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開催期間 | 2012年7月14日(土曜)~ 2012年11月4日(日曜) |
開催時間 | 9時から16時30分(入館は16時まで) |
主催 | 神奈川県立生命の星・地球博物館 |
共催 | 尾園写真事務所 |
後援 | ICO2012 ・日本トンボ学会・神奈川新聞社 |
協力 |
小田急グループ |
展示紹介
1 日本産トンボ全種大集合!
日本に生息するトンボ全種を標本と生態写真で大公開!

1. 標本(日本のヤンマ科)

2. 標本(ミドリカワトンボの仲間)
2 世界最◎◎のトンボ
世界最大のトンボ、最小のトンボ、最美のトンボなど、さまざまなトンボたちが勢揃い!

1. 最大と最小(均翅亜目)

2. 最大と最小(不均翅亜目)
3 世界のトンボも大集合!
世界各地から収集されたトンボ約1,500種3,000点が大集合。
4 巨大トンボ模型!
幅4m×長さ3mの巨大メガネサナエの模型が琵琶湖からやってくる。
5 恐竜の横を飛んでいたトンボの化石!
トンボは、起源の古い昆虫で、恐竜が生きていた時代の地層からたくさんの化石が発見されています。恐竜とトンボの化石コラボを見てみよう!

1. 化石

2.化石
6 美術品の中のトンボを探せ!
トンボは世界中で意匠としてさまざまな美術品に使われています。とくに日本では日用品でも多くのトンボを発見できます。

1. 小箱

2.ケース

3.ケース

4.ブローチ