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【企画展】超(スーパー)普通種展―自然史研究を支える主役たち―

【企画展】超(スーパー)普通種展―自然史研究を支える主役たち―

この展示は終了しました

博物館には珍しい生き物の標本だけでなく、その場所でよくみられる生き物の標本もたくさん収蔵されています。これらは「 普通種 ふつうしゅ 」とされ、その希少性のなさから、あまり注目されません。しかしながら、普通にいることで環境を測るものさしとなったり、生態を観察したり、自然と触れ合う窓口となったりと、とても重要な存在です。また、様々な環境問題により、普通にいると思っているうちに姿を消してしまった普通種の存在も、近年次々と明らかになってきています。

本展示は、当館が収蔵する普通種の標本を入口として、様々な切り口から自然史科学の世界を眺め、彼らがもつ面白さや重要性を紹介します。当館が長年の活動で集めた標本と、それらを用いた調査研究活動の実例に基づく、当館だからできる「普通じゃない普通種展」を、ぜひお楽しみください。
開催期間 2023年2月18日(土曜)から 5月7日(日曜)
開催時間 9時から16時30分(入館は16時まで)
休館日 詳細は休館日案内ページをご覧ください
展示場所 1階 特別展示室
観覧料 無料(常設展示室への入場には観覧券が必要です)
主催 神奈川県立生命の星・地球博物館
後援 神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
協力 神奈川県環境農政局緑政部自然環境保全課、神奈川県植物誌調査会
当館では新型コロナウイルス感染症の拡大を防止し、来館者の皆さまの安全確保に努めるため、感染症拡大予防対策を実施しています。感染拡大状況により、臨時休館や来館予約制による入館制限を実施している場合もあります。各種の制限により、ご不便をお掛けすることになりますが、何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。

展示内容

500点を超える標本と写真が展示室に集結しました。標本のすべては当館収蔵資料で、当館が日ごろ行っている学術活動の成果も盛り込まれています。展示室全体が普通種図鑑となっていますので、春や初夏のハイキング前に見ておけば、きっと楽しさが倍増します!

01. 普通種とは何か?

普通種とはどのような生き物なのか?環境、地域、時代など様々な切り口から解説をします。

02. 普通種を調べる

普通種を調べるとどのようなことがわかるのでしょうか。自然史研究の主役として、普通種を調べる実例を紹介します。普通種たちの中にはその難しさから研究者を泣かせる曲者もいます。

03. 普通種の過去、現在、未来

時とともに普通種も変化しています。今では見られなくなった普通種や、新たに普通種になった新参者を見ながら、外来種問題や環境問題とともに普通種の未来を考えてみます。

04. 普通種を知り、楽しむ

普通種は身近な場所にもたくさんいます。2022年度に当館で実施した「昆虫採集連続講座」の受講生が採集・作成し、普通種として選んだ標本も展示しています。きっと皆さんが見たことがある普通種がいるはずです。

 

これから春、初夏と気持ちのよい季節が続きます。展示を見たら野外に出かけ、普通種たちを探してみましょう。

 

関連行事

観察会「普通種に会いにゆこう」

日時 2023年4月23日(日曜) 9時30分から12時
申し込み締切日

2023年4月12日(水曜)
応募者多数の場合は抽選となります。

内容 企画展関連イベントです。学芸員と一緒に身近な環境で、「普通種」の生き物を探してみましょう。
場所 狩川 かりがわ 河川敷(南足柄市)
対象 幼児・小学生とその保護者 ※保護者参加必須
定員 30名
その他 保険料 1人・1日50円

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