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【特別展】ナウマンゾウがいた!~温暖期の神奈川~

【特別展】ナウマンゾウがいた!~温暖期の神奈川~

この展示は終了しました

 

藤沢市渡内は、今は閑静な住宅街です。そんな住宅街ができる以前、1頭のナウマンゾウの化石が発見されましたが、肩まで約2.5mの高さを持つ大きな個体であることがわかりました。ナウマンゾウは日本ではもっとも数多く発見されているゾウの化石で、県内では横浜市、横須賀市、平塚市、二宮町、小田原市などからも発見されています。

このナウマンゾウが生息していた時代は、地球規模で温暖化が始まる頃でした。海水面は上昇し、藤沢市はもちろんのこと、東京湾や相模湾に面した低地は海に没してしまい、現在の神奈川県の約5分の1の面積は海底だったと考えられます。海が内陸に広がっていたために、当時の記録が化石として現在の陸地に残されており、環境を知ることができます。

この特別展では、渡内のナウマンゾウとこのナウマンゾウが生きていた当時の様子を紹介します。


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A5判 67ページ(オールカラー) 800円(税込)


ナウマンゾウ

  • ナウマンゾウの実物標本(藤沢市渡内産)
  • 天岳院の話:ナウマンゾウの産出地点は、発見当時藤沢市渡内天岳院下と呼ばれています。発見当時、発掘時の様子を紹介します。
  • ゾウの体の話:ゾウは長い鼻、大きなからだといった特殊なからだを持っています。そんな特徴を現生のゾウ(アジアゾウとアフリカゾウ)から紹介します。
  • ナウマンゾウの話:日本列島からもっとも数多く発見されているナウマンゾウはどんなゾウなのか、特徴や分布などを紹介します。
  • 天岳院のナウマンゾウ:天岳院産のナウマンゾウについて紹介します。
  • ナウマンゾウと背比べ:ナウマンゾウのオスとメスのシルエットと背比べ
  • ゾウの進化の話:もっとも原始的なゾウの仲間の化石(レプリカ)や、大きいことで知られているはずなのに人のひざほどの小さなゾウなどゾウの進化を紹介します。

温暖期の神奈川

  • 5eの話:天岳院のナウマンゾウが生息していた時代は、下末吉期という地球全体が温暖な時期の始まりにあたり、この時期はMIS5eとも呼ばれています。当時の神奈川の海岸線の様子やそこに生息した生物を紹介します。
  • 第四紀の話:ナウマンゾウが生息した時代は、地球の歴史の中では第四紀という時代に含まれています。

 8月26日(日曜)サロン・ド・小田原「ナウマンゾウの話」 終了しました


2007年度【特別展】ナウマンゾウがいた!~温暖期の神奈川~
開催期間 2007年7月21日(土曜)から11月4日(日曜)
開館時間 9時から16時30分(入館は16時まで)
休館日 毎週月曜日(9月17日、24日・10月8日は開館)
9月11日(火曜)は、館内整理のため休館します
夏休み期間中【7月16日(月曜・祝日)から9月2日(日曜)】は休まず開館いたします
料金
  特別展 常設展
65歳以上 無料
20歳以上 200円 510円
20歳未満・学生 100円 300円
高校生以下 無料
主催 神奈川県立生命の星・地球博物館
協力 JR東日本横浜支社小田原地区・小田急グループ
問合せ先 神奈川県立生命の星・地球博物館
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
電話:0465-21-1515 ファックス:0465-23-8846