学芸トピックス―折原貴道―
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学芸員の折原執筆の菌類画に関する記事が神奈川新聞に掲載されました

学芸員の折原執筆の菌類画に関する記事が神奈川新聞に掲載されました

2015年7月9日更新

7月2日(木曜)付けの神奈川新聞に、学芸員の折原の執筆による、故今関六也氏(1904-1991)の菌類画を紹介した記事が掲載されました。

本記事は「ミュージアム この逸品 WESKAMSリレー」の連載記事として執筆されたものです。日本の菌学の発展と普及に生涯を捧げた偉大な菌学者、今関六也氏の菌類画コレクション(当館収蔵)の中から、タマノリイグチのホロタイプの原画(*)(下図)を取り上げ、紹介しました。タマノリイグチはツチグリという別種のきのこから発生する、世界的にも大変珍しい菌で、1951年に今関氏によって新種記載されました。タマノリイグチをはじめとする、今関六也氏の菌類画コレクションの一部は、7月18日から開催される特別展「生き物を描く ~サイエンスのための細密描画~」にて公開される予定です。ぜひご期待ください!

* ホロタイプとは、生物の学名の基準となる標本(正基準標本)のことです。学名の命名時に、記載に用いられた標本の中から一点のみがホロタイプに指定されます。

 

原画の画僧
タマノリイグチ Pseudoboletus astraeicola (Imazeki) Šutara のホロタイプ原画
(今関六也氏描画、1951年制作)