今関六也 菌類細密画コレクションの感謝状贈呈式を行いました

2015年11月12日更新

今関六也氏（1904～1991）は日本を代表する菌類研究者のひとりです。一般向けのきのこ図鑑を日本で初めて出版し、その後20冊近くの図鑑を手がけました。このたびご遺族から、今関氏の描いた菌類細密画が寄贈されました。今関氏がきのこの新種を発表した際に描いた図や、図鑑に使われた原画、明治時代の植物学者伊藤篤太郎（本草学者 伊藤圭介の孫）によるものなど、きのこの彩色細密画約480枚、その他図画約260点から成り、学術的に貴重な図が多く含まれています。

これまで当館の特別展などで活用してきましたが、このたび神奈川県知事の感謝状と記念品を、当館館長からご遺族に贈呈しました。このコレクションは今後も、研究や展示、閲覧など様々な場面で活用していく予定です。

館長から感謝状の贈呈

寄贈コレクションを囲んで

コレクション例

左からナラタケ（今関六也 画）、マツタケ（藤島淳三 画）、スギタケ（伊藤篤太郎図譜より）