【特別展】箱根火山 いま証される噴火の歴史
この展示は終了しました
箱根火山の形成モデルは、1950年代に(故)久野 久先生により確立されて以来、半世紀にわたり使われ続き、カルデラ形成史の教科書的存在にもなってきました。
また、箱根各所の観光地でもそのモデルの紹介が行なわれています。
しかし、近年、詳細なフィールドワークと最新の分析機器の導入により、新しい山体形成モデルが提案され、さらに新たな火山活動などもわかってきました。
また、火山ができる前にすでにあった、基盤岩についても、さまざまなことがわかってきました。
本特別展示では、箱根地域における基盤の形成から火山体の形成までを、新旧モデルをふまえて紹介します。
tvk「コンシェルジュ神奈川」で紹介されました。
2008年8月3日放送の「コンシェルジュ神奈川」の「ココに注目!かながわ」において箱根火山展が紹介されました。
目次
1.箱根火山とは?
プレート境界に位置する箱根火山 2
箱根火山周辺の地質 4
箱根の地形 6
最初の箱根火山形成モデル 8
形成モデルの移り変わり 10
2.新しい箱根火山の形成史
新たな形成モデルの提唱 14
ステージ0 基盤岩類の形成(100万年前以前) 16
ステージ1 初期陸上火山活動期(65~35万年前) 18
ステージ2 成層火山群形成期(35~27万年前) 20
ステージ3 成層火山群・独立単成火山群形成期(27~23万年前) 22
ステージ4 カルデラ・独立単成火山群形成期(23~13万年前) 24
ステージ5 前期中央火口丘形成期(13~8万年前) 26
ステージ6 爆発的噴火期(8~4万年前) 28
最大級の爆発的噴火(6万5000年前) 30
ステージ7 後期中央火口丘の火山活動(4万~2900年前) 32
ステージ8 最新の火山活動(2900年前~現在) 34
箱根火山のテクトニクス 36
3.箱根火山にまつわる新知見
新しい形成モデルの誕生物語 40
地震波で見た箱根の地下構造 42
捕獲岩が伝える箱根の地下構造 44
箱根火山の噴火規模 46
巨大火砕流 48
火山性地震 50
2001年群発地震と異常噴気 52
逆さ杉と芦ノ湖 54
噴火活動と地震 56
箱根火山の防災対策 58
箱根温泉 60
湧水と地下水 62
4.箱根火山データベース
噴火の記録 ~テフラ 66
噴火の種類 70
地層剥ぎ取り 72
溶岩図鑑 74
岩石図鑑 76
石材図鑑 78
鉱物図鑑1 80
鉱物図鑑2 82
化石図鑑 84
火山地形図鑑 86
地形地質ガイド 88
火山噴火実験 92
用語解説 94
主な参考文献・普及書 96
箱根火山はどのような場所にあり、どのような研究がなされてきたのか?
箱根火山の概略と、これまでの研究史を紹介します。
- プレート境界に位置する箱根火山
- 箱根火山周辺の地質
- 最初の箱根火山形成モデル
- 形成モデルの移り変わり
今、箱根火山はどのようにできたと考えられているのか?
最近の野外調査と、最新の分析装置の導入による研究から提案された、最新の情報を紹介します。
新たな形成モデルの提唱
- ステージ0 基盤岩類の形成(100万年前以前)
- ステージ1 初期陸上火山活動期(65~35万年前)
- ステージ2 成層火山群形成期(35~27万年前)
- ステージ3 成層火山群・独立単成火山群形成期(27~23万年前)
- ステージ4 カルデラ・独立単成火山群形成期(23~13万年前)
- ステージ5 前期中央火口丘形成期(13~8万年前)
- ステージ6 爆発的噴火期(8~4万年前)
- ステージ7 後期中央火口丘の火山活動(4万~2900年前)
- ステージ8 最新の火山活動(2900年前~現在)
- 箱根火山の噴火規模
- 巨大火砕流
- 箱根火山のテクトニクス
- 箱根火山地質模型
- 新しい形成モデルの誕生物語
最新の観測データとともに、最近の研究成果を紹介します。
- 地震波で見た箱根の地下構造
- 捕獲岩が伝える箱根の地下構造
- 火山性地震
- 2001年群発地震と異常噴気
- 逆さ杉と芦ノ湖
- 噴火活動と地震
- 箱根火山の防災対策
- 箱根温泉
- 温泉造成
- 湧水と地下水
箱根火山は、さまざまな地学の現象を見ることができる、まさに屋外博物館です。
岩石や鉱物、溶岩、火山灰、火山地形などを写真とあわせて紹介します。
- 最大級の爆発的噴火(6万5000年前)
- 噴火の記録 ~テフラ
- 噴火の種類
- 溶岩図鑑
- 岩石図鑑
- 石材図鑑
- 鉱物図鑑1
- 鉱物図鑑2
- 化石図鑑
- 火山地形図鑑
特別展示関連ワークショップ ~マグマをあやつるのはキミだ! 火山噴火実験 終了しました
夏休み中の金・日、お盆、そのほかの日祭日など計32日
午前・午後 各1回
- 7月19日(土曜)、20日(日曜)、21日(月曜・祭)、25日(金曜)、27日(日曜) 計5日
- 8月1日(金曜)、3日(日曜)、8日(金曜)、10日(日曜)、13日(水曜)、14日(木曜)、15日(金曜)、16日(土曜)、17日(日曜)、22日(金曜)、24日(日曜)、29日(金曜)、31日(日曜) 計13日
- 9月7日(日曜)、14日(日曜)、15日(月曜・祭)、21日(日曜)、23日(火曜・祭)、28日(日曜) 計6日
- 10月5日(日曜)、12日(日曜)、13日(月曜・祭)、19日(日曜)、26日(日曜) 計5日
- 11月2日(日曜)、3(月曜・祭)、9日(日曜) 計3日
時間:10時30分から11時30分、13時30分から14時30分
場所:博物館特別展示室
箱根火山の地形・地質観察会 終了しました
日時:7月30日(水曜) 10時から15時
場所:鷹巣山~畑宿付近
ミニ火山を作ろう 終了しました
日時:8月26日(火曜)・27日(水曜)・28日(木曜) それぞれ10時から15時
場所:博物館実習実験室
県民講演会「神奈川の地形・地質と自然災害」 終了しました
日時:8月26日(火曜) 14時から16時
場所:博物館 ミュージアムシアター
県立機関活用講座「新しい箱根火山の生い立ちを探る」 終了しました
日程:9月27日(土曜)、10月4日(土曜)、10月18日(土曜)、10月25日(土曜)、11月8日(土曜)
場所:博物館講義室
・その他 友の会で関連する観察会を予定
第82回サロン・ド・小田原「新モデル箱根火山地質模型ができるまで」 終了しました
日時:8月30日(土曜)夕方
場所:博物館講義室・レストラン